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こんばんは、松木です。
先日高校の教員をしている友人と話をしました。
そこで、教育についても少々話をしたのですが、なるほど、という話をたくさん聞くことができました。
その中で、いかに学生を授業に引き込むか、ということがなかなか難しいという話になりました。
楽しかったり、夢中であったりすると、時間の経過を早く感じることは多々あると思います。
逆につまらない、退屈なときは、いつまで経っても時間が過ぎないように感じられます。
しかし、記憶を振り返ってみると、早く経過した時間に起きたことは克明に覚えていても、退屈な時間の出来事はわりと忘れてしまっています。
これは集中しているかどうかという事が、一つの要因だろうと思います。
私はこれを、映画を観たときに強く実感します。
お笑い芸人の板尾創路さんが、自分の映画に対する評価は体感時間で決めていると以前おっしゃていましたが、好きな映画の多くは体感時間が非常に短く感じられ、かつ後々になってもストーリや細かな内容をよく思い出せます。
このような体験を「授業」という場で起こすことが、ある種の理想的な授業なのではないかと思います。
では体感時間が短く感じられる映画の要素とはいったい何なのか?
という点に着目して、過去面白かった映画をもう一度見返してみようと思った先日の出来事でした。
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こんばんは、森岡です(^_^)
再び一週間よろしくお願いします!!
本日は、朝から、当院院長も所属されている (社)北辰会 関東支部定例会に参加してきました。
というのも、当院院長は関東支部において、講師をされています。
そして今回、「神主(しんしゅ)学説」というテーマで講義をされるということだったので、楽しみにしておりました。
また、会の代表である藤本蓮風先生も、奈良から特別講演、「日本鍼灸を訪ねて」のために上京されると聞いて、またまた楽しみ!!
院長の講義、「神主学説」。
初学者にもわかりやすく、かつ、勉強が進んだ先生方には、更に上達を促すためのキーワードを随所に散りばめた、とても為になるお話となっていました。
この講義で感じたことは、院長も講義の結びとしていた、なにをもってしても
「基本が大事!!」
ということです。
「神主学説」とは、何やら聞きなれない言葉かもしれませんが、東洋医学の生理観をはずれた”特殊で、突拍子もない論”ではありません。
多少の特殊性はあるにしても、東洋医学の生理観に基いた非常に論理的な学説でした。
ですから、この学説を臨床で使おうと思ったら、東洋医学的な生理学を十分理解できていないと、ここぞという時に、効果を出すことはできないでしょう。
東洋医学は”医学”である訳ですから、その根幹にはキチッとした論理がある訳です。
だから数千年の歴史を経ても、伝わっているのです。
東洋医学は、訳分からん摩訶不思議なものではありません。
しっかりとした、根本哲学やロジックがあります。
これは、非常に重要だと思います。
そんなことを再認識させていただいた講義でありました。
藤本先生の講義も、先生の著書『弁釈鍼道秘訣集』から読み解く「日本鍼灸とは何ぞや」、という講義内容でした。
(『弁釈鍼道秘訣集』とは、御薗夢分斉が開発した”打鍼術”について記した書『鍼道秘訣集』に、藤本先生が解説を付けられた本です。)
これも、現在、日本鍼灸界が直面している、
”日本独自の鍼灸とは何か”
ということに鋭く切り込んでおられる、とても濃い講義内容で、非常に参考になりました。
そして、その後は藤本先生による公開臨床。
圧巻です。
細かい事は抜きにして、鍼をしている先生は、とても楽しそうにやられているなぁというのが印象的でした。
患者さんの体(いや、むしろ恋人とでもいうべきか)と手を介して会話しているようでした。
この真剣に楽しむ姿は、患者さんからすれば、安心感となるのではないでしょうか。
しかし、濃い一日でした。
そして、やっぱり鍼って楽しくって素晴らしいってことです!!
僕も、より多くの患者さんの笑顔をみれるために、日々勉強し、「恬澹虚無(てんたんきょむ)」の心でもって患者さんと接していきたいと思います。
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