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こんばんは。二神です。(^0^)v
12月も後半に入り、本格的に年末が近づいてくるのを実感しています。
年末まで残り2週間程度ですが、終わりよければすべてよしという言葉もあるように
しっかり年末までやりきって、気持ちよく来年を迎えたいと思います。
さて、皆さんは年末を毎年どのように過ごしているのでしょうか。
私は毎年、家族で大晦日の夜を過ごし年越しそばを食べて、年が明けたら寒い中、
夜中に神社へ家族みんなで初詣に行くことが恒例行事となっております。
日本人は昔から年のはじめは一年のはじまりとしても非常に重要視しています。
私も小さい頃から、正月は必ず家族で過ごし、家族みんなで初詣に行くことを習慣としていたので、
初詣に行かないという選択肢はありません。(笑)
今となっては各々で好きな神社に行き初詣をしていますが、昔は自分の住んでいる地域の
氏神様にお参りに行っていたようです。
それも「年籠り」といって、家長が大晦日から元旦にかけて神社にこもって一心に
家族の一年の平穏を祈っていました。
その後、恵方参りの考え方も反映されるようになり、その年の恵方の方角の神社に初詣を
するようになり、交通網が発達してきた江戸時代の頃からは、各地の有名な神社に
お参りすることが定着してきて、現在の形となったと言われています。
それ以外にも、日本人は年の初めをいろいろなものと絡めて、少しでもいい一年に
しようと心がけます。
その代表例としては書き初めもその一つで、これは学校の冬休みの宿題として誰しも一度は
書いたことがあるのではないでしょうか。
年のはじめに今年一年の抱負を具体的に文字に起こすことで、一年を実りあるものにするという
習慣ですが、書き初めは1月2日に恵方の方角に身体を向けて心静かに気持ちを込めて書くと
よいとされています。
その後、書きあげたものは1月15日前後の左義長という火祭りの時にお正月に使った
門松や注連飾りなどと一緒に火にくべて、この炎でお餅を焼くことで、その一年が病気や
災いもなく平穏に過ごせるとされています。
他にも、初夢もその一つで、「一富士二鷹三茄子」という言葉は誰でも知っていると思いますが、
これは、初夢に出てくると縁起がいい物とされています。
富士=無事、鷹=高い、茄子=成すという縁起のいい言葉にかけていますが、
実はこれには続きがあり、四扇、五煙草、六座頭と続きます。
扇は祭りの時などの神事に使用するものであり、煙草もお祭りや人が集まるところには
欠かせないものとされていたため縁起がいいとされており、座頭とは髪の毛を剃った盲人の事を
指すようですが、毛がない事から怪我ないと表すとされ、家内安全を願うものとされていた
ようです。
なんか無理やり感は否めないですが、そうしてでも人は縁起が良く、一年を無事に過ごせるように
考えて日々を過ごしていたのだと思いいます。
これから、年末年始にかけては何かと忙しく大変ですが、普段やり慣れていないことに追われて
体調を崩さないように皆さんも十分に注意してください。
そして、新たないい一年を迎えられるように、今から準備をして気持ちよく新年を迎えましょう。
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こんばんは。二神です。(^0^)v
本格的に寒さも厳しくなり、往診中にホッカイロが欠かさなくなってきました。
寒くなってくると体調を崩す方も多いので、皆さんも体調管理には十分に気を付けてください。
それでは、前回の続きを行きましょう。
前回のブログは → こちら
今回はいよいよ参拝です。
ここで重要なのは「二礼二拍手一礼」です。この作法は有名なのでみなさんも
知っているとは思います。しかし、意外にもこの作法が確立されたのは
戦後以降で最近の話です。
なぜ戦後に確立されたのかは、簡単に言うと、GHQが占領政策の一つとして、
戦争にも利用されていた国家神道を否定するために、神道を一般的な宗教に
格下げする必要があり、その為に神社参拝の様式を定める必要があったためです。
それまでは、神社参拝やお祈りの作法は自由だったとされています。
本来は形よりも心持ちの方が大事になってきます。そのため戦前は特に決まり
などなく自由だったのかもしれません。
その為、現在では一般的には二礼二拍手一礼が基本ですが、それ以外の作法を
使用しているところもあります。
有名なところでは一拝、一祈念、二拝、四拍手、一拝を正式な作法としている出雲大社。
他にも伊勢神宮では八礼八拍手を正式な作法としているそうです。
数自体は多くないですが、二礼二拍手一礼は戦後にできたルールなので、
それ以外のものがあっても全く不思議ではないですね。
では、簡単に二礼二拍手一礼をどのように行うのを説明します。
1、90度の深いお辞儀を2回行う。(二礼)
2、胸の高さで手のひらを合わせます。この時、右手は少し下にずらします。
3、そのままの状態で拍手を2回行う。(二拍手)
4、両手の指先をそろえて神様へ拝みます。
5、手を下ろして、もう一度深くお辞儀を一度行う。(一礼)
深くお辞儀をすることで神様への敬意と感謝を表します。手のひらをずらすのは、
まだ、神様と一体となっていないことを表し、神様よりも一歩下がることで
敬意を表します。
拍手は音により邪気を払うとされ、指先を合わせることで神様と一体になれると
されています。
そして、神様と一体になったら一心に祈るのです。
他には、お賽銭は5の倍数がいいとされ、これは「ご縁」にかけていると言われています。
また、参拝に行くとおみくじを引きたくなるという方はいないでしょうか。
私は初詣や節目の時期にはおみくじを必ず引きます。(笑)
おみくじは大吉が出る人もいれば、凶が出る人もいますが、意外にもこのおみくじは
引き直しをすることができます。
違うと思ったものは境内の神木に結び、これだというものに恵まれたら、
財布やカバンに入れて持ち歩けばご利益があるとされています。
私個人としては運試しみたいなところもあるので、あまり引き直しはする気が起きず、
私は引き直しをしたことはありませんが、人によってはおみくじを引き直すことで
運気を呼びこむことができるかもしれませんね。(笑)
調べ直してみるといろいろな発見があり、自分が当たり前に行っていても
理解しきれていない部分がたくさんありました。
皆さんも、しっかり理解した上で礼を忘れず参拝とすると、今までの参拝とは
一味違った気持ちで参拝できるかもしれません。
機会があれば試してみてください。
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