東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪㉓

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

九州に上陸した台風の影響により、関東でも突然雨風になったりピタッと降り止んだりと不安定な天気が続いていますね。

 

 

 

 

自転車並みのスピードで進んでいるとのことですので、進路に変化がありそうです。

 

 

 

 

 

太陰病経証と太陰経臓倶病についてです。

 

 

 

 

太陰中風では、四肢疼痛、浮脈が現れます。

 

 

 

 

脾は四肢を主るの通り、四肢は太陰の表で、内は太陰脾と相互関係にあります。

 

 

 

 

方剤は桂枝湯を用い、発汗させます。

 

 

 

 

太陰経臓倶病についてです。

 

 

 

 

太陰経臓倶病は、表裏共に寒証であるもののことです。

 

 

 

 

症状は臓に寒あれば下痢や腹張満、経に寒があれば肢体疼痛が出ます。

 

 

 

 

太陰経臓倶病の治療は、まず四逆湯で裏を温め、裏証は治し、その後、経表の邪がまだ解さない場合には桂枝湯で、表を取り去ります。

 

 

 

 

この場合、先表後裏の法則ではない理由として、

太陰の臓気が不充分で外を攻める力がないため、先に表に対して治療をして、発汗させることで陽気が漏れ出てしまい、裏の寒がかえって増してしまうからです。

 

 

そのため、先に裏を温め、その後に表を救うことで、初めて正を扶けて邪を祛り、正気を安泰させます。

 

 

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

参考文献

『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟

『傷寒論を読もう』 編著:髙山 宏世

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

『中医基本用語辞典』監修:高金亮 主編:劉桂平、 孟静岩

 

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 
今週もゲリラ豪雨など不安定な天気が続きましたが、夏の終わりも感じるような気温で、だんだんと秋の気配もしてきています。
 
 
 
 
 
 
 
今日は前回の続きです。前回記事はこちらです。
 
 
 
 
 
 
誤治による太陰病に関してです。
 
 
 
 
 
 
 
誤治による太陰病が起こるのは、元々太陽病に属するものを、発汗させずに、下法を用いた場合に、裏虚となり、邪が内陥して太陰病になることがあります。
 
 
 
 
 
 
 
この場合、嘔吐、下痢はありませんが、脾病の症状である、「腹満して時に痛む」という腹が張り急に痛くなる症状が出ます。
 
 
 
 
 
 
 
方剤は、桂枝加薬湯を用い、脾の気血を調和して腹痛を緩解させます。
 
 
 
 

 

次回へ続きます。

 

参考文献

『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟

『傷寒論を読もう』 編著:髙山 宏世

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

『中医基本用語辞典』監修:高金亮 主編:劉桂平、 孟静岩

 

 

 

 

 

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