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こんばんは 謝敷です。
今回はUpToDateで紹介されている、
悪性腫瘍の治療における補完・代替・統合医療の実践と
潜在的なリスクの概要という記事をご紹介します。
補完代替医療は、ガンと診断されたことのある患者さんの約60~80%が使用し、
全身的な健康状態の改善、がん関連症状の緩和、
治療中の副作用緩和、介護者のケア、緩和ケアなど、
様々な場面で活用されていることが記載されています。
具体的には、疼痛の管理や、化学療法による悪心嘔吐や末梢神経障害、
放射線誘発性の口腔乾燥、呼吸困難、慢性的な筋骨格の障害、
ほてりや疲労感、ストレス、不安、呼吸困難、白血球の減少、睡眠障害の緩和に
有効な可能性があることが紹介されています。
2017年には、統合腫瘍学会(Society for Integrative Oncology: CIO)が
乳がん治療中や治療後の症状管理に、以下の点において、
鍼治療を使用することを臨床診療ガイドラインに記載されたことが報告されています。
・鍼治療は不安の軽減や気分障害・うつ症状を改善し、治療後の疲労やほてり、QOLを改善すること
・化学療法による吐き気や嘔吐の軽減に電気鍼治療を検討することが可能なこと
・痛みの管理に鍼治療が検討可能なこと
2022年には、米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology: ASCO)が
癌性疼痛における統合療法の使用に関する共同ガイドラインにおいて、
以下の内容を記載していることも紹介しています。
・乳癌患者では内分泌療法による関節痛を有する患者に鍼治療が有用であること
・がんによる全身や筋骨格系の痛みに鍼治療が使用可能なこと
・がん治療による末梢神経障害を有する者は鍼や指圧が使用可能であること
米国では、患者さんの鍼灸治療の活用率の高さから、
鍼灸の効果について検討する機運が生まれ、研究組織が形成され、
研究が進んだという経緯があります。
エビデンスの少なさ、研究方法の限界をいつも課題として指摘し続けられる中、
“実際に症状が改善された!”という患者さんの経験や実態そのものが、
医療の中での鍼灸や東洋医学の領域を広めていく力だと感じます。
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こんばんは 謝敷です
前回は、乳癌診療ガイドラインで参考にされている
内分泌療法による関節痛に対する鍼治療の効果を検討した論文をご紹介致しました。
今回は、もう1つ、同じくガイドラインで参照されている
アロマターゼ阻害薬による関節痛に対する鍼灸の治療効果を検討した
システマティックレビューをご紹介したいと思います。
この論文では2014年までに発表された
アロマターゼ阻害薬による関節痛に対する鍼治療の254件の論文のうち、
重複や介入研究以外の論文を除いた、4本の研究を対象としています。
これらの研究ではいずれも、
通電を含む鍼治療と、何もしないまたは
治療に用いるツボではない経穴を使用した偽鍼治療とを比較しています。
鍼治療は6~8週間にわたり、8~12回実施され、
1件の研究は関節痛が有意に改善したことを報告しており、
残りの3件では、介入なしに比べると、関節痛を改善しているものの、
偽鍼治療と比較した場合には効果に差が見られなかったと報告しています。
1つの研究では血液検査も同時に行っており、
炎症を示すCRP(C反応性蛋白)や赤血球沈降速度では、差が見られなかったものの、
IL-17 という炎症性のサイトカインは鍼治療群で減少し、
痛みのスコアとわずかに関連したと報告されています。
しかし、いずれの研究もも対象人数の少なさや、追跡時間の短さ等の課題があり、
この論文も対象としている論文数が少ないことを限界として述べています。
ご参考:記事概要
・Acupuncture for Aromatase Inhibitor-Induced Arthralgia: A Systematic Review. Integr Cancer Ther. 2015 Nov;14(6):496-502. doi: 10.1177/1534735415596573.https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/1534735415596573?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed
4つの試験
データベース等にて、2名の評価者が論文要約をスクリーニングし、
2014年5月までに発表された研究を採用。
【対象者】乳がん患者
【介入方法】鍼治療、耳鍼、鍼通電
【比較対象】偽鍼(非治療点)
【評価項目】主要評価 関節痛
副次的評価 握力等の機能、血液検査値
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2024.11.21
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは④2024.11.20
問診について⑨2024.11.19
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは③2024.11.18
血の病2024.11.17
機能性ディスペプシアと鍼灸⑥2024.11.16
立冬②2024.11.15
段階的に克服する2024.11.14
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは②2024.11.13
問診について⑧2024.11.12
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは①2024.11.11
気の病㊶2024.11.10
機能性ディスペプシアと鍼灸⑤2024.11.09
立冬2024.11.08
寒さ対策2024.11.07
呃逆(あくぎゃく)とは③2024.11.06
問診について⑦2024.11.05
呃逆(あくぎゃく)とは②2024.11.04
気の病㊵2024.11.03
機能性ディスペプシアと鍼灸④2024.11.02
風邪㉗2024.11.01
痩せた2024.10.31
呃逆(あくぎゃく)とは①2024.10.30
問診について⑥2024.10.29
呑酸(どんさん)とは②2024.10.28
久しぶりの排球観戦2024.10.27
機能性ディスペプシアと鍼灸③2024.10.26
霜降2024.10.25
食事量の調整2024.10.24
呑酸(どんさん)とは①2024.10.23
問診について⑤2024.10.22
乾嘔(かんおう)とは④2024.10.21
そろそろ冬2024.10.20
論文を読む上でのフレームワーク②2024.10.19
風邪㉖2024.10.18
ひと安心2024.10.17
乾嘔(かんおう)とは③2024.10.16
いい香り2024.10.15
乾嘔(かんおう)とは②2024.10.14
とうとうこの季節2024.10.13
論文を読む上でのフレームワーク①2024.10.12
秋2024.10.11
食欲がない2024.10.10
乾嘔(かんおう)とは①2024.10.09
問診について⑤2024.10.08
嘔吐(おうと)とは④2024.10.07
夏バテ2024.10.06
機能性ディスペプシアと鍼灸②2024.10.05
寒露2024.10.04
自然と癒やし2024.10.03
嘔吐(おうと)とは③