東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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マイコプラズマ肺炎急増(その5)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話し・・・

マイコプラズマ肺炎急増(その1)

マイコプラズマ肺炎急増(その2)

マイコプラズマ肺炎急増(その3)

マイコプラズマ肺炎急増(その4)

続き行きます!!

前回は、秋の収斂作用が内熱を漏れにくくさせた、という話でした。

今回は、秋における気候という視点から、考えてみたいと思います。

東洋医学では、自然界の気候変化を大きく6つに分けました。

これを、

「六気(ろっき)」

と呼びます。

その6つとは、

「風・暑・火・湿・燥・寒」

です。

それぞれ、

「ふう・しょ・か・しつ・そう・かん」

と読みます。

古代中国民族は農耕民族でしたから、自分たちの生命線である農作物に多大な影響を及ぼす気候については、本当によく研究していたようです。

この「六気」は、旺盛になる季節が決まっています。

風は春に、暑・火は夏に、湿は長夏(夏と秋の間)に燥は秋に、寒は冬に盛んとなります。

この辺は何となくわかりますよね。

春は風がよく吹くし、夏は暑いし・・・云々

この「六気」の変化が過度になりすぎたり、逆に不足したりすると、体に異常を引き起こす因子となると考えられています。

(この辺の話は『素問』運気七篇あたりに詳しく書いてありますよね。)

異常を引き起こす因子のことを「邪(じゃ)」と呼びます。

それが6つあるので、

「六邪(りくじゃ)」または「六淫(りくいん)」

なんて呼ばれます。

つまり、「風邪・暑邪・火邪・湿邪・燥邪・寒邪」というようになります。

そして、マイコプラズマ肺炎が流行する秋冬にかけては、

「燥邪」「寒邪」が活躍します。

活躍なんていうと何かプラスイメージになっちゃいますが・・・。

次回に続く。

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