お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2013.10.23
コメント: 0
前回のお話はこちら
おっぱいの話①~人工乳房~
乳がんの患者さんは年々増加しており、
現在日本人女性ではがんの罹患率1位、16人に一人が一生のうちに乳がんになり、死亡率は5位となっています。
男性の罹患率は、女性に対し1/100程度で、女性特有の疾患といえます。
人口増加の原因としては、食生活の欧米化・晩婚化・少子化などにより、女性ホルモンのエストロゲンにさらされる期間の延長や、量の増加が関係するともいわれます。
また、遺伝性の乳がんが、全体の5~10%を占めるとされ、
このため「身内に乳がん患者がいると、乳がんのリスクが高まる」といわれたりもします。
ただ、これは必ずしも家族に乳がん患者さんがいるから遺伝する、ということを示すわけではありません。
たとえばその家族に遺伝的な変異がなければ、それは遺伝性のがんではないからです。
実際のところ、遺伝性乳がんのうち7~8割は特定の遺伝子に変異が生じるものとされ、
これは、マンモグラフィー検査よりも、MRIのほうが発見しやすいそうです。
この、遺伝性の乳がんの予防手段としては、ホルモン治療や早期発見を見据えて定期的な通院をすることが挙げられます。
そして、そのほかの選択肢として「乳房予防切除」という方法があります。
予防切除はがんが発見されていない健康な乳房を切除し、がんになるリスクを減らそうというものです。
日本乳癌学会では、この予防切除に対し、乳腺を完全にとりきることはできないことなどを理由に今年6月に「乳がんによる死亡が減る可能性はあるが、科学的な根拠はまだ不十分」とする診療指針をまとめました。
日本でもすでに予防切除は行われていましたが、これはすでに片方の乳房ががんに罹患した患者さんが、反対の乳房も切除するケースが多かったようです。
今年ハリウッド女優のアンジョリーナ・ジョリーさんが、上記の遺伝子の変異が見つかったことから乳房の予防切除をし、話題になりました。
ブラッド・ピット「まさに英雄」 アンジー両乳房切除にも付き添い
乳房の切除後は、乳房の再建を行ったそうです。
東洋医学的に、こういったニュースを見て思うことは、乳腺・乳房がないからがんになるリスクが減るか?
ということもですが、
乳がんになりそうな素因・生活を送る人が、乳房を切除した場合で、その後も以前と変わらぬ暮らしをしていたなら、
他の形で病となって表れないか?
ということです。
実際、同じ変異遺伝子を持っていた場合に、乳がんだけでなく卵巣がんのリスクもまた、高まるといわれます。
がんの因子を持っていても、がんを発生させない。
というライフスタイルについても、もっと考えていくべきかと思いました。
愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお
力を!
↓↓清き1票を! ↓↓清き1票を!
清明院オフィシャルホームページ(PC)
清明院オフィシャルホームページ(携帯)
清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」
2013.10.20
コメント: 0
2013.10.19
コメント: 0
2013.10.17
コメント: 0
2013.10.16
コメント: 0
ピンクリボンとは乳がん啓発活動を表す世界共通のシンボルで、1980年代にアメリカでおこった運動で、日本でも2000年ごろから盛んになっています。
乳がんは早期発見・早期治療を行えば9割が治るともいわれています。
治療に於いては大きさや性質により乳房の温存治療ができる一方で、部分的な切除で乳房にゆがみができたり、場合により全摘出となることもあります
全摘出となった患者さんは、乳房の再建手術、もしくはブラジャーに専用のパッドを入れて過ごすことになります。
乳房の再建では、シリコンなどで作った「人工乳房」が利用されることもあります。
ピンクリボンの活動の一環として、日本では人工乳房を温泉につけても大丈夫か?という実験が行われているそうです。
人工乳房、温泉OK 県内の入浴6施設「おっぱいリレー」で検証
というのも、人工乳房となった女性の多くが、「温泉に行きたいけれど、人工乳房への影響など考え、安心して入浴できない」お悩んでいるからだそうです。
人工乳房は今年の7月から保険が適用されるようになり、患者さんの負担が全額から3割へと軽減されるようになりましたが
それまでは人工乳房を使った乳房の再建に100万円ほどかかっていたそうです。
非常に高価なもので、温泉の成分による変形、着色などかんがえてしまうと気軽に楽しめなくなってしまいますよね。
ちなみに保険適用対象として従来は「自家再建」といい、患者さん本人のお尻やお腹の組織を使い乳房再建するものだけが挙げられていました。
こちらは、問題のない部分にメスを入れるため、安全面に問題があり、また痩せている患者さんは選択できなかったそうです。
そして、費用については負担が軽くなったとはいえ、保険が適用されるのは旧型のものであって、より胸の形にフィットさせやすい「しずく型」などの承認が待たれます
(つづく)
愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお
力を!
↓↓清き1票を! ↓↓清き1票を!
清明院オフィシャルホームページ(PC)
清明院オフィシャルホームページ(携帯)
清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」
2013.10.13
コメント: 0
2013.10.12
コメント: 0
2013.10.10
コメント: 0
2013.10.09
コメント: 0
2013.10.06
コメント: 0
2013.10.05
コメント: 0
2013.10.03
コメント: 0
2013.10.02
コメント: 2
2013.09.29
コメント: 2
2013.09.28
コメント: 0
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2024.11.22
久しぶりの怪我2024.11.21
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは④2024.11.20
問診について⑨2024.11.19
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは③2024.11.18
血の病2024.11.17
機能性ディスペプシアと鍼灸⑥2024.11.16
立冬②2024.11.15
段階的に克服する2024.11.14
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは②2024.11.13
問診について⑧2024.11.12
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは①2024.11.11
気の病㊶2024.11.10
機能性ディスペプシアと鍼灸⑤2024.11.09
立冬2024.11.08
寒さ対策2024.11.07
呃逆(あくぎゃく)とは③2024.11.06
問診について⑦2024.11.05
呃逆(あくぎゃく)とは②2024.11.04
気の病㊵2024.11.03
機能性ディスペプシアと鍼灸④2024.11.02
風邪㉗2024.11.01
痩せた2024.10.31
呃逆(あくぎゃく)とは①2024.10.30
問診について⑥2024.10.29
呑酸(どんさん)とは②2024.10.28
久しぶりの排球観戦2024.10.27
機能性ディスペプシアと鍼灸③2024.10.26
霜降2024.10.25
食事量の調整2024.10.24
呑酸(どんさん)とは①2024.10.23
問診について⑤2024.10.22
乾嘔(かんおう)とは④2024.10.21
そろそろ冬2024.10.20
論文を読む上でのフレームワーク②2024.10.19
風邪㉖2024.10.18
ひと安心2024.10.17
乾嘔(かんおう)とは③2024.10.16
いい香り2024.10.15
乾嘔(かんおう)とは②2024.10.14
とうとうこの季節2024.10.13
論文を読む上でのフレームワーク①2024.10.12
秋2024.10.11
食欲がない2024.10.10
乾嘔(かんおう)とは①2024.10.09
問診について⑤2024.10.08
嘔吐(おうと)とは④2024.10.07
夏バテ2024.10.06
機能性ディスペプシアと鍼灸②2024.10.05
寒露2024.10.04
自然と癒やし