東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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遠視が起こる病因病理とは②

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで、「遠視」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは、陰虚火旺の遠視についてです。
 
 
 
陰虚で陽気を制約することができず、虚火が上炎して発生します。
 
 
 
この場合、両側眼角部の球結膜に軽度の発赤や目の乾燥感、異物感が出て、過労、心労、不眠などにより増悪しやすい特徴を持ちます。
 
 
 
それに加えて、手足のほてり、めまい、耳鳴、腰膝酸軟、午後の微熱、頬部紅潮、口咽の乾燥、盗汗、舌質紅絳、脈細弦数などの陰虚火旺の症候がみられます。
 
 
 
治法は滋陰降火を用います。
 
 
 
次に気血両虚の遠視についてです。
 
 
 
この場合は、気血が不足した為に光華が散乱して発生します。
 
 
 
遠視に加えて、注視すると眼や眉陵骨がだるく痛み、悪化すると眼窩や前額部におよぶ特徴を持ちます。
 
 
 
また、顔色に艶がない、動悸、息切れ、めまい、不眠、懶言、疲労感、食欲不振を伴い、舌質は淡、舌苔少、脈細で無力といった気血両虚の症候を伴うことです。
 
 
 
治法は補益気血を用います。
 
 
 
最後に陰陽両虚の遠視についてです。
 
 
 
この場合は陰液、陽気の両方が不足することで発生します。
 
 
 
特徴は、陽気が虚弱であることで神光が外に発散することが出来ない為、遠くがぼんやりと見え、陰精も消耗して光華が集められない為、近くもかすんでしまうことです。
 
 
 
遠近の見え方を比較すると、近くよりも遠くのほうが見えやすいです。
 
 
 
その他にも、寒がる、手足の冷え、舌質淡、舌苔白、脈沈細などの症候をともなうことが特徴となります。
 
 
 
治法は扶陽益陰を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

 

台風の影響もあり、変わりやすい天気が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

 

 

今回は、房事過多についてです。

 

 

 

 

 

房事とは性生活のことを指します。

 

 

 

 

 

房事過多とは性生活に節制がないために、健康を害する状態のことです。

 

 

 

 

 

適度に行われる房事は人体の陰陽調節をし、健康維持に寄与します。

 

 

 

 

 

房事が過度になると、主に腎精が消耗し、症状は、陰精不足による腰痛、足腰がだるく無力、めまい、耳鳴り、遺精、健忘、不眠、月経不順、不正性器出血などです。

 

 

 

 

 

これが長期化すると陰損及陽して、腎陽不足になり、冷え、ED、五更泄瀉などの症状が出ます。

 

 

 

 

 

傷腎だけでなく、心、肝にも影響し、腎陰不足により、心陰を上出来ず、心火亢盛になったり、腎陰不足が肝陰にも及び、肝腎陰虚から相火亢盛を引き起こしたりします。

 

 

 

 

 

肝は宗筋を主り、肝脈は陰器を絡うため、房事過多は直接肝を損傷させます。

 

 

 

 

 

腎は先天の本であり、腎の損傷が続くと、五臓全てが損傷を受けて虚労を引き起こします。

 

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

参考文献

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著 柯 雪 帆

 

 

 

 

 

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