東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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肉⑥

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回までのお話

 

 

 

肉  牛肉

肉② 豚肉

肉③ 鶏肉

肉④ 羊肉

肉⑤ 犬肉

 

 

参照

 

 

 

今日は、猪肉です。

 

 

 

猪は、新石器時代から主要な狩猟獣とされており、これを家畜化したものが豚になります。

 

 

 

近年、二ホンイノシシが増加傾向であり、農作物や人に被害を加えていることから、駆除を目的として捕獲されており、各自治体が食肉としての利用を促進しているそうです。

 

 

 

では、猪肉の効能をみてみましょう。

 

 

 

薬性

甘、鹹、寒

 

 

 

帰経

肺、脾、大腸

 

 

 

効能

滋陰補虚、滋潤肌膚

 

 

 

豚と猪は同種であることから、薬性も豚と同じで甘、鹹、寒です。

 

 

 

身体を潤す力や熱を抑制する力が弱く、喉が渇き、眩暈があり、身体がほてり、寝汗をかくなどの症状がある人には効果的です。

 

 

 

豚と違う点では、肺と大腸に作用することです。

 

 

 

肺と大腸を潤すので、乾性の咳、便秘、皮膚の乾燥などには有効です。

 

 

 

ただし、過剰に食べ過ぎると水分が余ってしまい、痰が絡んだり、下痢をすることがあるので注意が必要です。

 

 

 

猪は臭みも無く、豚に比べて筋肉質で脂分が少ないので、豚よりはさっぱりしている印象があります。

 

 

 

だからと言って、沢山食べても良い訳ではありません。

 

 

 

ほどほどが一番です。

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

参考文献

『薬膳素材辞典』辰巳洋 源草社

『中国伝統医学による食材効能大辞典』山中一男・小池俊治 東洋医学出版社

 

 

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肉②

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回は、牛肉について書きました。

 

 

 

肉 牛肉 参照

 

 

 

引き続き、肉シリーズを書いていきます。

 

 

 

今日は豚肉です。

 

 

 

日本では、弥生時代から養豚が始められていましたが、牛と同様に明治時代以降に本格的な養豚が始まりました。

 

 

 

薬性

甘、鹹、微寒

 

 

 

帰経

脾、胃、腎

 

 

 

効能

滋陰潤燥、健脾補気、滋陰補腎、通便潤肌

 

 

 

豚肉は脂が多く、潤いを与える作用が強い食べ物です。

 

 

 

牛肉の温めながら胃腸や足腰を強くする作用に対して、豚肉は湿らせて潤しながらお腹や下半身を補っていきます。

 

 

 

牛は陽に対して、豚は陰なんですね。

 

 

 

潤す力が弱くて、喉が渇いたり、便秘や乾燥肌になる人には効果的です。

 

 

 

しかし、元々身体に余分な水分をため込んでおり、浮腫みやすく、下痢しやすく、身体の重だるさがあり、雨天時に心身の不調が出る様な人は、食べ過ぎに注意です。

 

 

 

このように、肉は肉でも、動物の種類によって、作用が変わってくるのです。

 

 

 

続く

 

 

 

参考文献

『東方栄養新書』梁晨千鶴 メディカルユーコン

『薬膳素材辞典』辰巳洋 源草社

『中国伝統医学による食材効能大辞典』山中一男・小池俊治 東洋医学出版社

 

 

 

 

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