お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
本日は「胸痛」の続きで、胸痛の弁証分類について、お話していきたいと思います。
胸痛の弁証分類は主に6つあり、次の通りです。
1.心気虚の胸痛
2.寒凝気滞(心陽虚)の胸痛
3.心血瘀阻の胸痛
4.心気陰両虚の胸痛
5.痰濁の胸痛
6.肺癰の胸痛
以上の通りです。
本日は1〜3の「心気虚、寒凝気滞(心陽虚)、心血瘀阻の胸痛」について、お話していきたいと思います。
それぞれ、心気虚、心陽虚、血瘀によって引き起こされる胸痛で、虚証と正虚邪実の違いがあるものの、お互いに関連していて、心血が停滞して胸痛を引き起こします。
心血瘀阻は、心気虚により、鼓動が無力となって心血の運行が停滞したり、心陽虚の虚寒により、寒凝気滞となって血行が停滞することによって発生します。
その為、心気虚でも心陽虚でも心血瘀阻(血瘀)をともない、気虚、陽虚、血瘀が錯雑して胸痛を生じることが少なくないです。
心気虚が主体の場合は、胸痛は発作的に反復して痛みは増減するも軽度で、鈍痛を呈し、軽症に属します。
また、運動をすると増悪する特徴をもちます。
その他にも、胸苦しさ、動悸、息切れ、倦怠感、自汗、顔色が白い、舌質淡、脈細あるいは虚大で無力などの症候がみられます。
治法は、補益心気を用い、血虚や血瘀をともなうときは、そのことも考慮に入れて配穴を調整します。
寒凝気滞(心陽虚)が主体の場合は、胸痛がかなり強く、脹ったような性質の痛みが増減し、胸苦しい感じが出ます。
重篤になると疼痛が背部、左肩、臀部に放散する症状がみられます。
胸陽が衰弱した陽虚寒凝で気滞を生じた状態であり、『金匱要略・胸痺心痛短気病脈証並治』には、「すなわち胸痺して痛む、然るゆえんは、その(上焦)極虚に貢(もと)むるなり」とあるとある通り、
この場合、顔色が白い、自汗、寒がる、四肢の冷え、舌質淡で湿潤あるいは胖大で歯痕あり、脈沈遅あるいは結代などの陽虚の症候をともないます。
治法は、温通心陽を用います。
重症で亡陽を呈する場合は、刀で割くような強い痛み、冷や汗、四肢の冷え、脈微弱などを呈し、『霊枢・厥論』に「真心痛、手足の青は節に至り、心痛は甚しく、旦に発し夕に死し、夕に発し旦に死す」と記載がある通りです。
治法は、回陽救逆を用います。
心血瘀阻が主体の場合は、固定性の刺すような性質の胸痛がみられます。
その他にも、激しい動悸、焦燥不安感冷や汗をともないます。
症状が激しい為、緩解後は、疲労倦怠感、元気が無いといった症状がみられます。
舌質は青紫で暗色あるいは瘀斑がみられ、脈は沈細、遅渋あるいは結代などの血瘀の症候をともないます。
治法は、活血化瘀を用います。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは、永井です。
だんだんと季節を感じられるようになってきましたね。
今回は風寒湿痹についてです。
風邪、寒邪、湿邪の三邪が虚に乗じて、経絡に侵入、
主な症状は、関節の疼痛、痺れ、重だるさ、腫脹と変形、運動障害などです。
これらは痹証と呼ばれています。痹の意味は、詰まって通じないということです。
四肢、関節の疼痛、運動障害の多くは痹証に属します。
病因と病位により分類されます。今回は行痹、痛痹、
まず、風邪が主体の病変で起こるものを行痹と言い、
寒邪が主体の病変は痛痹と言い、特徴は、固定性で強い疼痛、
湿邪が主体の病変は着痹と言い、特徴は痛みが重怠いこと、
治法は、いずれも祛風散寒除湿です。
次回へ続きます。
参考文献
『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所
『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰
『中医弁証論』 編著:柯 雪 帆
『日本鍼灸の診断学』 編著:有馬義貴、森洋平
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2024.09.22
顔面神経麻痺と鍼灸②2024.09.21
風邪㉔2024.09.20
タイミング2024.09.19
鼻塞(びそく)とは②2024.09.18
問診について②2024.09.17
鼻塞(びそく)とは①2024.09.16
散歩のすゝめ②2024.09.15
顔面神経麻痺と鍼灸①2024.09.14
秋の養生2024.09.13
2024あはき実技評価2024.09.12
頭傾(とうけい)とは2024.09.11
問診について①2024.09.10
鼻流涕(びりゅうてい)とは④2024.09.09
散歩のすゝめ2024.09.08
慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群と鍼灸②2024.09.07
白露2024.09.06
肌で感じる2024.09.05
鼻流涕(びりゅうてい)とは③2024.09.04
台風10号2024.09.03
鼻流涕(びりゅうてい)とは②2024.09.02
気の病㊴2024.09.01
慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群と鍼灸①2024.08.31
風邪㉓2024.08.30
古き良き街2024.08.29
鼻流涕(びりゅうてい)とは①2024.08.28
首・肩・背中のコリ、痛み⑦2024.08.27
鼻乾(びかん)とは③2024.08.26
梅干し②2024.08.25
ジストニアと鍼灸②2024.08.24
風邪㉒2024.08.23
艾づくり体験2024.08.22
鼻乾(びかん)とは②2024.08.21
首・肩・背中のコリ、痛み⑥2024.08.20
鼻乾(びかん)とは①2024.08.19
排球観戦2024.08.18
ジストニアと鍼灸①2024.08.17
風邪㉑2024.08.16
今年の夏休み2024.08.15
耳痒(じよう)とは2024.08.14
首・肩・背中のコリ、痛み⑤2024.08.13
夏期休診日2024.08.12
夏季休暇2024.08.11
過敏性腸症候群と鍼灸②2024.08.10
風邪⑳2024.08.09
教員研修会in大阪2024.08.08
耳痛(じつう)とは2024.08.07
首・肩・背中のコリ、痛み④2024.08.06
耳内流膿(じないりゅうのう)とは②2024.08.05
気の病㊳2024.08.04
過敏性腸症候群と鍼灸①