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こんばんは、永井です。
今週は、気温がグッと下がり、突然雨が降ってきたりしたと思えば、また30℃越えの気温になったりと不安定なお天気でしたね。
寒暖差が大きくなってきているので、服装を調節して体温調節をしっかりしていきたいです。
それでは今日も先週に引き続き、少陰病についてです。
少陰病の経過をみていきます。
少陰病にかかったばかりのときには、邪正抗争により少陰の気が損なわれ、「吐せんと欲して吐せず、心煩する」という症状が見られます。
そして陽気が寒邪に抑圧されると陰気が主に作用するため、少陰病の提綱証の「但だ、寝ねんと欲す」の状態になります。
この少陰病の主証が現れた場合は、急温の治法を用います。
治療せずにいると邪はどんどん深く入り、正気が衰退していくため危険です。
治法は急温し、腎陽を回復させる目的で、四逆湯を用います。
腎は水を、心は火を主っています。
少陰心と腎の機能低下により、下の腎水は温養されず下痢となり、上の心火は滋潤されず口渇がみられます。
次回へ続きます。
参考文献
『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟
『傷寒論を読もう』 編著:髙山 宏世
『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所
『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰
『中医弁証論』 編著:柯 雪 帆
『中医基本用語辞典』監修:高金亮 主編:劉桂平、 孟静岩
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こんばんは、永井です。
連日30℃超えのお天気で、厳しい残暑が続いています。
さて、今日は少陰病についてです。
少陰病は、①伝経②外邪の直中③
条文からみていきます。
傷寒論281条では「少陰の病たる、脈微細、但だ寐んと欲す」
これは脈が微、細で眠りたいが熟睡できず、
まず、脈微は陽虚を示し、脈細は陰虚を示します。
眠りたいが熟睡できず、
少陰病の主たる病態は陽虚の寒化証(腎陽不足)です。
少陰病の経脈は手少陰心経と足少陰腎経で、
心は上焦にあり火を主り、腎は下焦にあり水を主ります。また、
心と腎は経脈を経脈を通じ全身の陰陽のバランスを維持しています
病が少陰に及ぶと、心腎の機能が損なわれ、
火衰では陽虚寒証に、水虚では陰虚熱証になります。
次回に続きます。
参考文献
『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟
『傷寒論を読もう』 編著:髙山 宏世
『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所
『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰
『中医弁証論』 編著:柯 雪 帆
『中医基本用語辞典』監修:高金亮 主編:劉桂平、 孟静岩
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