東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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貴重な経験

 

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こんばんは。松田です☆″

 

 

 

昨日は、湿気は変わらずですが、気温がやや低くいつもよりは過ごしやすく感じました。

 

 

 

こういう時は寝冷えしないように気を付けないといけないですね。

 

 

 

 

 

 

 

先日、同僚の教員がのどの痛みと咳があり辛そうでした。

 

 

 

 

ちょうど教務室でその話をしていた時に、学生が次の授業の準備を聞きに来ました。

 

 

 

 

その日の授業では、東洋医学的な治療の練習をする予定だったので、これは良い機会だなと思い、その教員の治療を学生にやらせてみることにしました。

 

 

 

 

症状の状態、経過、脈診、舌診、腹診、病態、その状態にあったツボをそれぞれ考えてもらい、鍼をする場所や刺し方は私が指示して学生が治療をしました。

 

 

 

 

結果としては、のどの痛みが取れ、咳は残りましたが、翌日には半分以下まで治まっていました。

 

 

 

 

結果も良かったのですが、学生としては、治療前後の脈診・舌診・腹診の変化や病態を考えることがかなり勉強になったようですね。

 

 

 

 

学生からは、「貴重な経験をありがとうございました」と感謝の言葉がありました。

 

 

 

 

数名の学生が参加しましたが、治療に参加した学生は、東洋医学に強い興味を持っている学生だったので、その後も色んな質問をして疑問を解消していました。

 

 

 

 

おそらく普段の授業よりも真剣に何とかしなきゃという気持ちで頑張っていたと思います。(表情を見ていても真剣さを感じました。)

 

 

 

 

また、クラスメイト同士でやっている時よりも、こういう緊張した状況で考えたり、実際に治療したりする方がかなりの成長につながると思うので、たまたまですがやって良かったなと思いました。

 

 

 

 

教員に治療をする機会はなかなかないので、今後も学生のスキルアップのために、こういう機会を設けられたら良いなと思いました。

 

 

 

 

 

 

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こんばんは 浅田です

 

 

 

これまで、合計28種類の脈状について、約半年間、長々と書いてきました。

 

 

 

浮脈

浮脈②

沈脈

沈脈②

遅脈、数脈

遅脈、数脈②

遅脈、数脈③

遅脈、数脈④

虚脈

虚脈②

実脈

実脈②

滑脈

滑脈②

濇脈

濇脈②

洪脈

洪脈②

微脈

微脈②

細脈

細脈②

伏脈

伏脈②

緊脈

緊脈②

弦脈

弦脈②

弦脈③

緩脈

緩脈②

長脈、短脈

長脈、短脈②

長脈、短脈③

長脈、短脈④

芤脈

芤脈②

革脈

革脈②

弱脈

軟脈(濡脈)

散脈

動脈

牢脈

結脈、代脈

促脈

疾脈

 

 

 

参照

 

 

 

主に、『脈経』、『景岳全書』、『頻湖脈学』を参考にして、簡潔にまとめてみました。

 

 

 

今回、各脈状を一つ一つ勉強してみたのは、自分自身の勉強のためです。

 

 

 

これまでサラっと目を通して、なんとなく脈状の名前は知っていたけれども、詳しい内容までしっかり理解していないことから、まとめ始めました。

 

 

 

中でも勉強になったのは、脈状の名前の字の意味調べです。

 

 

 

浮脈なら「浮」の字に意味があり、牢脈なら「牢」の字に意味があり、

 

 

 

この一文字一文字が、脈の形状や性質を表すのにピッタリな文字が当てはめられています。

 

 

 

例えば、「滑らかで、ころころ、くりくりとして、珠が指の下で転がっていくような感じのする脈」に名前を付けようとするなら、色々案が浮かびます。

 

 

 

転脈、流脈、丸脈、玉脈…など、いろんな妄想ができますが、なんかイマイチしっくりこないですね。

 

 

 

でも滑脈という名前は、「滑らかで、ころころ、くりくりとして、珠が指の下で転がっていくような感じのする脈」に対して、これしかないでしょって言うくらいベストなネーミングです。

 

 

 

その他の脈状も、全てベストなネーミングです。

 

 

 

数ある漢字の中から、適切は字を選んで、脈状の名前を考えた人は天才だなと思いますね。

 

 

 

その一文字だけで、その脈の性格を全て網羅していると言っても良いと思います。

 

 

 

東洋医学を勉強する上で、字の意味を調べるのは非常に大切です。

 

 

 

脈状の勉強を通して、字の意味の奥深さも改めて学ぶことができました。

 

 

 

半年前より一歩レベルの上がった脈診ができるよう、今回勉強したことを意識して臨床に活かしていきます。

 

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

『現代語訳素問』東洋学術出版社

『漢辞海』三省堂

 

 

 

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