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おばんでございます。樫山です。
まだまだ寒い日が続いていますが、少しずつ春の気配が感じてきました。
春の訪れと共に、皆を悩ませている花粉症の季節がやってきます。
今年も、既に花粉が飛び始め、天気予報では花粉予報が出ています。
花粉飛散の目安は、1月1日からの最高気温の合計が400℃を越えると花粉の飛散が始まるという、積載最高気温というのがポイントのようです。
今年は既に、積載最高気温が500℃を越えているという事を天気予報士がテレビで言っていました。
周りの人にも、症状が出始めている、なんて声を聞く事も増えてきました。
鼻水やくしゃみ、目の痒みなどの花粉症の症状は、一年を通して出る人もいます。
ダニやハウスダスト、車の排気ガスなど様々なものが原因と考えられ、杉花粉が飛散を始める春に、とりわけ多くの人に症状が出ます。
春には自然界の気候も大きく変わり、精神的にも明るくなったりして、人間の身体もそれに合わせて大きく変化していきます。
この時期は、ストレスや疲労などの影響で、その変化に身体がついていけず、花粉症に代表される様々な症状が発生しやすい季節であります。
毎年花粉症に悩まされ、何をやっても症状が治まらず、この時期をなんとかやり過ごしているという人は、一度、鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
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おばんでございます。樫山です。
今日から、いよいよ12月。
寒さも一段と厳しくなってきて、風邪やインフルエンザが流行してきました。
風邪というと、鼻水、咽痛、頭痛、関節痛、倦怠感、寒気、発熱、下痢、腹痛などなど、様々な症状が連想出来ます。
何となく体調が良くない時に、誰もが風邪かなと考えますが、そんな時に、通院し診てもらうと、「風邪かな〜」と言われる事もしばしば、、、
この症状があったら「風邪」という様に、風邪の定義をはっきり言う事は難しい面があります。
日本呼吸器学会のホームページには、上気道(鼻、咽頭、喉頭)の急性炎症のみでなく、最近は下気道(気管、気管支、肺)にまで広がって急性炎症をきたす疾患を総称していわれる、
とあり、風邪という疾患名はなく、様々な症候(群)を総称して、いわゆる「風邪」と定義されています。
上記の日本呼吸器学会の概要のように、上・下気道に炎症をきたす疾患を風邪症候群と呼び、腹痛や嘔吐・下痢などのような症状に対してはウイルス性胃腸炎と診断し、曖昧な診断にならないよう考えられてもいます。
いずれにしろ、様々な症状をきたす風邪症候群は、ウイルス感染が原因で罹患すると考えられています。
そのほとんどが、安静にして過ごせば自然に治癒するというのが一般的です。
もし、それが長引く咳や発熱になったり、あるいは重症化すると、風邪ではなかったという、除外診断になるということもあります。
中医学では、六経弁証という風邪症候群に対して使われる考え方があり、咳や鼻水、寒気や発熱だけに関わらず、様々な症状に用いられます。
ざっくり言うと、外界からの影響(風や寒邪)に身体が反応し、様々な症状を起こしている状態であり、一言で風邪といっても症状の出方、個体差によって様々な原因があると考えられ、鍼灸・漢方などでは多くの治療パターンがあります。
西洋医学でも東洋医学でも、風邪を引くという言葉があるように、外界から身体へ何らかの原因が侵入し、様々な症状をきたすのが「風邪」です。
ウイルスでも、風寒邪でも元気な身体には影響を及ぼしません。
どちらも身体に入ってきた異物を叩く事が一番の解決方法で、様々な症状を押さえているだけでは、なかなか身体から異物は去っていってくれません。
西洋医学でも東洋医学でも、風邪症候群にはそれぞれ有効な治療法があります。
風邪をどうやって治療するか、どちらを選択するかは患者さん個人の価値観・考え方でもあります。
風邪引いたから鍼灸院に行こうと選ばれるような世界になっていったらといいな~と、いち鍼灸師として思います。
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