東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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漢字を楽しむ(その2)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

漢字を楽しむ(その1) 参照

今回は「漢字」の起源です。

「漢字」の起源は古く、約3千年以上も前に遡ります。

最初に生まれたのは、中国の殷(いん)という時代だそうです。

(ただし、これは「現存する文字で」ということであって、これより以前から存在した、という説(伝説)もいくつかあります。)

殷の22代帝(王)の、武丁(ぶてい)という人のお墓の近くに、亀甲と獣骨が埋められていました。

亀甲とは、亀の腹の甲羅のことで、獣骨とは、獣の骨で、主に牛や鹿の肩甲骨の事です。

そこに、卜(うらな)いに関する文字が刻まれていたのが、現在最古の文字とされているものです。

やはり、当時の人も、漢字というものに神秘性を感じていたのでしょうか。

(まぁ、文字というよりも絵に近いですが・・・笑)

これが、皆さんもご存じの「甲骨文字(亀甲獣骨文字)」です。

また、武丁の妃とされる、婦好(ふこう)の墓からは、青銅器が発見され、そこにも文字が刻まれていました。

これを「金文(金石文)」といいます。

ちなみに、この婦好は軍人としても活躍していて、最も多い時で13,000人もの軍勢を指揮することもあったそうです。

(なかなかパワフルな奥さんですね・・・苦笑)

この「甲骨文字」と「金文」が、漢字の原型だと考えられます。

「甲骨文字」の研究は、清のあるお偉いさんが、持病の治療のために漢方薬として使われている、

竜骨(大型哺乳類(ゾウ・サイ・馬・牛・鹿など)の骨の化石)」

を買い漁っていた時に、骨に文字が書かれているのを発見し、始まったそうです。

これが、様々に形を変え、現在に至るという訳です。

では、日本にはいつから「漢字」があるの?というと、

晋の時代に王仁(わに)、百済(くだら)から『論語』『千字文』という書物が朝廷に献上され、それと共に「漢字」が日本に初めて輸入されます。

そして、本格的に「漢字」を日本に持ち帰ったのが、唐の時代の遣唐使と言われています。

(蒸され(630年)てしまう遣唐使、白紙(894年)に戻す遣唐使・・・学生時代を思い出します・・・笑)

そして、日本で新たに考え出された国字(和製漢字)と相まって、現在の「漢字」となっていきます。

だいぶ端折りましたが、馴染み深い「漢字」も、長い歴史があるという訳です。

次回に続く。

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選べる医療

こんばんは、森岡です(^_^)

前々回の記事で「メディカライゼーション」について書きました。

読まれていない方は 「病づくり」 参照

次々に「医療化」されている現代で、その治療を担っているお医者さんの自己管理はどの様なものなんでしょうか。

先日面白いアンケートを拝見しました。

医師への風邪を引いた時の対処法についてのアンケートで、

・温かいものを食べて早く寝る。

・熱燗を飲んで早く寝る。

・早く寝る。

がTOP3で、いずれも共通することは早く寝て、かつ薬は飲まないこと。

という驚くべき内容。。。

あれ?

皆さんが普段出されている大量のお薬たちは何処へ・・・

また、以前治療したことのある、お医者さんに、

「先生は今日みたいにどこか痛い時には痛み止めや湿布は使われないのですか?」

と聞いてみたところ、苦笑いしながら、

「申し訳無いけど使いません。」

と答えてらっしゃいました。

てっきり僕は、当然のことながら、普段患者さんに出している、「痛み止め+湿布」という超定番アイテムを自らにも使用していると思い込んでいました。

(せめて「痛み止め飲んだけど治らなかったので鍼しに来ました。」と言ってほしかった・・・)

これがすべてだとは思いませんが、事実こういったことが現実的にあります。

現在の西洋医学では「対症療法」において、優れていると思います。

これはこれで非常に重要なことです。

ただし、本質的に「治る」とはどういうことでしょうか?

その場がよければいいのでしょうか?

症状が落ち着いた状態でいるために一生薬を飲み続ける。

確かに症状は落ち着いていて一見無い様ですが、果たしてこれは治ったと言えるのでしょうか?

「本質的に治る」ということについて、医療従事者はもちろん、患者さん自身も考えなくてはいけません。

今は患者さんが「医療」を選択できる時代です。

そのためには、「医療」についての確かな知識と見解を皆さんが持っていなければ、損をすると思います。

僕らはそんな時代において「鍼灸最高!!」と胸を張って言いたいと思います。

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