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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
「陰井は乙の木、陽井は庚の金、陽井は庚、 庚は乙が剛なり。陰井は乙、乙は庚が柔なり。」と記載されています。
上記内容を表で表すと以下の様になります。
【陽】
五行:木 火 土 金 水
十干:甲 丙 戊 庚 壬
五輸:輸 経 合 井 榮
六腑:胃 大腸 膀胱 胆 小腸
【陰】
五行:木 火 土 金 水
十干:乙 丁 己 辛 癸
五輸:井 榮 輸 経 合
五臓:肝 心 脾 肺 腎
分かりづらくてすいません。笑
陰経の井穴は木に属し、陽経の井穴は金に属しますが、その理由に関して、陰陽の剛柔関係で説明しています。
剛柔関係の、「剛」は陽の性質を持ち、「柔」は陰の性質を持ち、お互いが相互の配合関係を持ち、陰陽のバランスを取っています。
陽経は表裏の陰経に対し剛の気が働き、陰経は表裏の陽経に対し柔の気が働き、陽経から陽経に対しては柔に働き、陰経の陰経に対しては剛の気が働きます。
例えば夫婦関係で説明すると、陽である男性、陰である女性が結婚し、夫婦(陰陽)になり、夫婦(陰陽)は相反していながら相調和していく形です。
木というのは樹木の成長・発育する様子などを意味し、乙も植物が芽吹くという意味があります。
金というのは気剛くして、よく物を禁制する意味があり、庚は「改まる」とか「変わる」の意味で、秋に至って、万物がその姿を変えることを意味します。
井木穴に対し、井金穴を置くことにより、表裏の剛柔関係という夫婦の関係が発生し、木と金は相克関係にあることから、陰陽のバランスを取っていると考えたのではないでしょうか。
参考文献
『難経解説』 南京中医学院=編 戸川芳郎=監訳 浅川要・井垣清明・石田秀実・勝田正泰・砂岡和子・兵頭明=訳 (東洋学術出版)
『難経の研究』 本間祥白=著 井上理恵=校閲 (医道の日本社)
『難経鉄鑑』 伴尚志=訳 広岡蘇仙=著 (たにぐち書店)
『ハイブリット難経』 割石務文=著 (六然社)
『五行大義』 中村璋八 (明徳出版社)
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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回から、素問「宣明五気篇」に記載されている、五味に関する事を簡単ではありますが、書いていこうと思います。
宣明五気篇は、五行学説を運用し、五臓の気の各方面の関係について説明しています。
例えば五味に関して、「五味所入、酸入肝、辛入肺、苦入心、鹹入腎、甘入脾、是謂五入。」酸は肝(木)に入り、辛は肺(金)に入り、苦は心(火)に入り、鹹は腎(水)に入り、甘は脾(土)に入ると総括されています。
その他にも、五臓の病に対して、禁忌である五味があることを説明していますので、そちらに関して簡単ではありますが、書いていこうと思います。
以下、原文になります。
「五味所禁。辛走気。気病無多食辛。鹹走血。血病無多食鹹。苦走骨。骨病無多食苦。甘走肉。肉病無多食甘。酸走筋。筋病無多食酸。是謂五禁。無令多食。」
現代語訳は以下の通りです。
五臓の病にはそれぞれ禁忌となる気味があります。
辛味は気に赴くので、気病の時には辛味を多食してはならない。
鹹味は血に赴くので、血病の時には鹹味を多食してはならない。
苦味は骨に赴くので、骨病の時には苦味を多食してはならない。
甘味は肉に赴くので、肉病の時には甘味を多食してはならない。
酸味は筋に赴くので、筋病の時には酸味を多食してはならない。
これがいわゆる五禁である。
多食させてはならない。
宣明五気篇は、問答形式ではない為、「論」ではなく「篇」になっています。
例えば、辛味は肺の臓との関連が強く、肺の臓は気を主っている為、辛味は気に作用すると考えるのだと思います。
また、鹹味は腎の臓と関連が強く、血は腎精からも作られるため、鹹味は血に作用すると考えるのだと思います。
自分は気の病だ!血の病だ!と自己判断できる人は少ないと思いますので、とにかくバランスよく食べる事が必要ですね。
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