東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪に鍼灸⑦

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こんばんは。上村です。

 

 

 

前回は、気陰両虚が原因の喉痛について書きました。

 

 

 

風邪に鍼灸⑥ 参照

 
 
 
 
 今回は、「かぜ」を引かない様にするには、どんなことを気をつければいいのか書いていきます。
 
 
 
 
 
西洋医学的には、「かぜ」は呼吸器感染症で多くは軽症であるといわれています。
 
 
 
 
また、肺炎への進展例や抵抗力が低下した高齢者や、重篤基礎疾患保有例では「かぜ」を契機に急性増悪をきたし、死亡することもあり予防や早期治療が重要であるといわれています。
 
 
 
 
原因としては、ウィルス、細菌、マイコプラズマなどに飛沫感染(咳とともにでる唾液による感染)することで、炎症を引き起こし様々の症状を生じます。
 
 
 
 
予防としては、マスクの着用と、食器・湯飲みなどの専用使用を徹底させる、患者、家族ともに手洗い、うがいをしウィルスの感染を防ぐことが重要になります。
 
 
 
 
睡眠不足だと免疫力が低下するため、早めに就寝し睡眠時間を確保するのが大事ともいわれています。
 
 
 
 
高齢者や重篤な基礎疾患をもつ患者においては、二次感染の予防として抗菌薬を投与する場合があります。
 
 
 
 
次回は、東洋医学的にどんな予防法があるか書いていきます。
 
 
 
 

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 おばんでございます。樫山です。

 

 

 

 

洋の東西に関わらず、医療には、病の治療と予防ということに重点を置いています。

 

 

 

 

鍼灸治療を含む中医学でも古くから予防という考えがあり、「治未病」という考えがあります。

 

 

 

 

「治未病」とは、「病を患う前に、未然に防ぐ」という事を表しています。

 

 

 

 

ここでよく例えに使われるのが、反乱が起きてから鎮めるのではなく、反乱が起きないような政治すると「治未病」の重要性が述べられます。

 

 

 

 

「治未病」には、発病していない時に予防する意味と、発病したものが進行しないようにする二つの意味があります。

 

 

前者は、病気を発生させる邪気を体に受け付けない体にする、要するに病気に対する抵抗力を強くする事であります。

 

 

 

 

抵抗力を強めるには、精神を調え、身体を鍛錬し、飲食や生活に気を配るなど、日常の養生で注意することが重要です。

 

 

 

 

後者は、病を患ってしまっても、早期に診断し、病が重症化しないうちに治療をして病を進行させないようにする事。

 

 

 

 

どちらにおいても、鍼灸はそれをできる医療です。

 

 

 

 

鍼灸師一人一人が、治療技術を高め、多くの人に伝わるように声を上げていかなければなりません。

 

 

 

 

10年、20年、100年と時間がかかっても残していくべき医療だと感じます。

 

 

 

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