東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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旧スタッフ

大人も気持ちいい小児鍼(その4)

2010.10.21

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 大人も気持ちいい小児鍼(その1) 大人も気持ちいい小児鍼(その2) 大人も気持ちいい小児鍼(その3)  参照 今回は「かんむし」がキツイ子の身体的特徴です。 ・顔色が悪く青白い ・眉間やこめかみや鼻根部に青っぽい筋がある(静脈の怒張) ・白目が青色っぽい(うっすらと) ・眉間にシワが入っている(特に縦ジワ) ・眼じりやまぶたのただれ ・鼻の穴周辺や鼻の下が赤い ・口の周辺が黄色味かかったり、黒味を帯びたり、艶がない(うっすらと) ・へそ周辺のただれ ・腹が膨れて青白い(うっすらと) ・髪の毛が逆立っている ・表情が険しい(特に目) どうですか? 皆さんのお子様に当てはまるものが、あった方もいらっしゃるのではないですか? ポイントは「色」ですね。 特に「青色」が混ざっていれば要注意です。 但し、色に関 ....

大人も気持ちいい小児鍼(その3)

2010.10.20

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話 大人も気持ちいい小児鍼(その1) 大人も気持ちいい小児鍼(その2)  参照 では、今回は「小児鍼」とは実際どのような治療をするのかです。 「適応年齢」 色々言われておりますが、生後約1か月位~小学校高学年位までと言われています。 「適応疾患」 かんむし・夜尿症(おもらし)・小児ぜんそく・アトピー性皮膚炎・チック症・鼻炎・捻挫・打撲・成長痛など、この時期に現れる様々な疾患に対応します。 ちなみに、「かんむし(疳虫・疳の虫)」とは生後3か月位~5歳位までの小児が引き起こす、様々な症状に対する俗称のことです。 例えば、 夜泣き・キーキー甲高い声(金切り声)を出す・人にかみつく・よく泣く・嘔吐・便秘・下痢・ひきつけ・情緒不安定・突然の発熱・食欲不振etcetc... この様に多岐に渡ります。 西洋医学で言う「小児神経症」がこ ....

大人も気持ちいい小児鍼(その2)

2010.10.19

こんばんは、森岡です(^_^)前回までのお話大人も気持ちいい小児鍼(その1) 参照今回は小児鍼の歴史です。小児に対する治療が、最初に記載されているのは、中国の明という時代の書物だそうです。ここでは、主に、「できもの(腫れもの)」に対する治療法が書かれています。治療法は「瀉血」といって、皮膚を切って「滞った悪い血」を排出する、という方法でした。そして、江戸時代中期に、この日本でも、特殊な用具を用いて(扇型や先の丸くなった、刺さない鍼など)、皮膚に軽度な接触刺激を与える「小児鍼」が、大阪において考案されました。ですから、関西では関東に比べ「小児鍼」の認知度は高いですよね。よく患者さんでも、関西方面の方は、小さい時に鍼や灸をしていた、という方がいらっしゃいます。そして大正~昭和中期頃にかけ、「小児鍼」は最盛期を迎えます。この頃には1日100人以上の小児患者を治療している鍼灸院がザラにあったそうで ....

生き様

2010.10.18

こんばんは、森岡です。先日祖父が亡くなりました。幼い頃に、ご両親を二人とも亡くされたらしいのですが、そんなことは微塵も感じさせない、とても朗らかで、一度も怒った事がないような優しい人でした。また、筋の通った人で、自分で決めたことは何が何でも貫く、頑固な面もありました。亡くなった直後に面会できたのですが、生前よりだいぶ体が小さくなっていました。しかし、そこに横たわる存在感の大きさたるや、思わず悲しさを一瞬忘れ、息をのむほどでした。これが「生き様」かと。つまり「生き様」は、「逝き様」。人はみな、「生」を授かった瞬間から、「死」へ歩みだします。"人が生きる"  と書いて「人生」。"人が逝く"  と書いても「人逝(じんせい)」です。(このような言葉はありませんが。)どのように生きた結果、どのように逝けるのか。人生最大のテーマに、祖父の死を通じて、何かヒントをもらえたような気がします。僕も、魂を揺さ ....

大人も気持ちいい小児鍼(その1)

2010.10.17

本日から一週間、また森岡が担当します。よろしくお願い致します!!先日の授業で、「小児鍼(しょうにしん・しょうにはり)」をやりました。「小児鍼」とは、「小児」を対象とし、特殊な鍼でツボ(経穴)や経絡を、「軽く押さえたり」、「擦ったり」して、軽微な刺激を加え、気血の流れを整えるものです。ツボ(経穴)や経絡については、院長ブログ 「経穴(けいけつ)」って何ですか?「経絡(けいらく)」って何ですか?    参照生徒同士でお互いに施術しあったのですが、これが何とも心地よかったです。治療をしてもらっていると、足元からポワーっと温まってきます。治療前、腰が少し痛かったのですが(清明院の掃除とワックスがけを気合い入れてやりすぎました・・・笑)、終わった後にはスッキリ取れていました!!また治療前に、ツボの状態、腹部の状態、脉の状態、舌の状態、冷えているところ、熱があるところ、などを自分なりに確認しておき、治 ....

ブルース・リーから学ぶ

2010.10.16

こんばんは、松木です。東洋医学において、治療に必要な情報は、五感を使って収集します。特に、視る、聞く、嗅ぐ、触る、という感覚を利用して情報収集するわけですが、実はこれには相当な練習が必要です。例えば、先輩の先生に「ここが冷えているのが分かるか?」と言われて、身体を触ってみても、冷えていると感じることが出来ない、ということがあるわけです。これはもうスポーツなどと一緒で、とにかく練習して感覚を研ぎ澄ましていくしかないわけです。こういった時にあまり色々と考えすぎますと、思い込みや、先入観が邪魔をして、正しい情報が得れなくなります。そんな時、私が思い出すのは、かの有名なブルース・リーの「燃えよドラゴン」での名台詞です。「Don't Think. Feel!(考えるな、感じろ!)」ブルース・リー、さすがです。愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆 ....

患者さんとの会話

2010.10.15

こんばんは、松木です。日々患者さんとお話をしておりますと、本当に勉強させて頂いているな、と感じます。私が担当しています往診業務で担当する患者さんは、基本的に高齢な方ばかりですから、人生訓のようなお話を伺う機会も多く、色々なことに気付かされます。ある患者さんと神社仏閣の話をしていた時のことです。お参りの作法などについてお話を伺っていましたら、「作法も大事ですが、お参りの際、いきなりお願いごとをするのではなく、『いつもありがとうございます。本日は縁あってお参りさせていただきます。』と心の中で唱えてから、お願いするのがいいですよ。私はそのように昔習いました。」と言われました。私は俗っぽい人間ですので、拍手を打つや否や願いを言っておりましたので、とてもハッとさせられました。目に見える形式的なことも大切ですが、何より心持が大切だ、と再確認させて頂いた出来事です。愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらの ....

バイクで脳トレ

2010.10.14

こんばんは、松木です。けっこう古いニュースですが、皆様ご存知でしょうか。こちらから一部抜粋で引用させて頂くと、ヤマハ発動機と東北大学川島隆太教授(加齢医学研究所)は、「二輪車乗車と脳の活性化の関係」についての研究結果を報告した。二輪車に乗ると脳にポジティブな影響を与えられるようだ。川島隆太教授はニンテンドー『DS』で大ヒットを記録した「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で有名な教授。この実験は、脳とメンタルヘルスがどのように変化するかを調査。結果は、自動二輪を生活のなかで使用すると、さまざまな認知機能が向上することがわかった。特に記憶力や空間認識力が上がる。また、メンタルヘルスに関するアンケートを行なっても、ストレスが軽減し、精神的によい状態に変移したという。これによってバイクを2か月間使用した被験者は、体調がよくなったり、 ミスが減ったり、なにごとにも楽しめるようになったそうだ。引用終わ ....

私の鍼灸学校における教育戦略(その7)

2010.10.13

こんばんは、松木です。 前回までの話 私の鍼灸学校における教育戦略(その1) 私の鍼灸学校における教育戦略(その2) 私の鍼灸学校における教育戦略(その3) 私の鍼灸学校における教育戦略(その4) 私の鍼灸学校における教育戦略(その5) 私の鍼灸学校における教育戦略(その6) 長々と書いて参りましたが、最後におさらいをさせて頂きますと、 鍼灸学校での教育において、私が日々目標に掲げていることは、 ①、決められた期間内に、必要な情報を伝達する。 ②、自ら学習する力をつけてもらう。 の二点であります。 ①の「必要な情報」というのは、とりあえずは「国家試験合格レベルの情報」を、最低ラインに設定しています。 ②の「自ら学習する力をつけてもらう」ためには、「自分の分からないことを適切に言語化する」ことが重要だと思われます。(これが出来ないと、質問したり、自分で調べたりが難し ....

私の鍼灸学校における教育戦略(その6)

2010.10.12

こんばんは、松木です。 前回までの話 私の鍼灸学校における教育戦略(その1) 私の鍼灸学校における教育戦略(その2) 私の鍼灸学校における教育戦略(その3) 私の鍼灸学校における教育戦略(その4) 私の鍼灸学校における教育戦略(その5) 長くなって参りましたので、(その3)以降をまとめます。 「自ら学習する力をつけてもらう」ためには、「自分の分からないことを適切に言語化する」ことが重要だと思われます。(これが出来ないと、質問したり、自分で調べたりが難しいですからね。) 「自分の分からないことを適切に言語化する」つまり、自分が何が分からないかを自覚する。そのためには、「自分で考え行動する」ことが大切だと思います。(人に指摘されるのではなく「自覚する」ということが重要なのではないかと思います。) 「自分で考え行動する」ためには、「自分にも出来るかもしれない」と思え、かつ「楽しい、興 ....

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