東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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緊張と笑い

2011.02.09

こんばんは、森岡です(^_^)今日は学校で模擬授業がりました。最近ちょくちょく模擬授業があります。6月から教育実習が始まるので、その前の準備体操的な授業です。自分が授業をやることはもちろん勉強になるのですが、他の人の授業を見聞きするのも非常に得るものが大きいです。その模擬授業において、こんなことをよく目にしました。それは、”緊張すると、人は笑う”これ、教育技法的にはNGです(笑)でも、やっちゃいけないと思いつつも自然に出ちゃうんですね~。なれない教壇に立ち、大勢の前で話す。誰でも緊張するものです。そうすると気付かないうちに笑いが出てしまう人が結構いました。この現象はなぜ起こるのでしょうか?まぁ単純に緊張をほぐそうとしているんでしょうね。”笑う”という行為を東洋医学的にみれば「喜」という感情の範疇に入ります。「喜」という感情は、”気 ....

信頼関係を築くには(その9)

2011.02.08

こんばんは、森岡です(^_^) 信頼関係を築くには(その1) 信頼関係を築くには(その2) 信頼関係を築くには(その3) 信頼関係を築くには(その4) 信頼関係を築くには(その5) 信頼関係を築くには(その6) 信頼関係を築くには(その7) 信頼関係を築くには(その8) 続き行きます!! 前回は、クライアントはカウンセラーの”言葉と真意の不一致”を簡単に見破るというお話でした。 では”言葉と真意の不一致”を防ぐにはどうしたらいいのでしょう。 まず一つは、 ”ありのままの統合された一人の人間” として、クライアントに接することです。 それは、意図的であったり、操作的であったりしてはならなく、 ”純粋で正直な人間”であろうとする態度です。 これを「純粋性」といいます。 つまり、固定観念や偏った価値観にとらわれず、常にピュアであれということです。 大人に ....

信頼関係を築くには(その8)

2011.02.07

こんばんは、森岡です(^_^) 信頼関係を築くには(その1) 信頼関係を築くには(その2) 信頼関係を築くには(その3) 信頼関係を築くには(その4) 信頼関係を築くには(その5) 信頼関係を築くには(その6) 信頼関係を築くには(その7) では続き行きます!! 「自己一致と純粋性」 ロジャーズはカウンセラーに対し、カウンセリングを行う前に重要なことがあるとしています。 それは、 「自分の行動についての徹底的な研究」 が必要不可欠だと言っています。 なぜでしょう? ロジャーズは臨床を通し、あることに気付きます。 それは、クライアントはカウンセラーの態度に非常に敏感である。 ということです。 自分がカウンセリングをしている様でも、実は相手もこちらを良く見ているということです。 そりゃそうですよね。 様々な苦痛や苦悩、不安を抱えやってくるのですか ....

信頼関係を築くには(その7)

2011.02.06

こんばんは、森岡です(^_^) 信頼関係を築くには(その1) 信頼関係を築くには(その2) 信頼関係を築くには(その3) 信頼関係を築くには(その4) 信頼関係を築くには(その5) 信頼関係を築くには(その6) 少し間が空きましたが続き行きます!! 「共感的理解」 これはクライアントの苦悩を、最大限の想像力と共感能力で自分自身の感情として理解してあげることです。 つまり「感情移入」によって、クライアントを深い次元において理解していこうという態度です。 この「共感」ですが、普段皆さんが使っている”共感”とは若干意味合いが変わってきます。 よく友達などと話していて「あーそれは共感できるなぁ」とか「それに関しては共感しかねる」などと思うことがあると思います。 この共感は、”自分自身の物差し(価値観)”が基準となっています。 自身の価値観に沿うか、沿わないか、が判断基準 ....

正岡子規の「病牀六尺」

2011.02.05

こんばんは、松木です。先日とある患者さんと俳句の話になりましたので、ちょっとそれにまつわる事を書こうと思います。私は以前は俳句なんて何がいいのやらイマイチよく分からなかったのですが、いつだったか俳句の持つ「間」や「リズム感」に興味を持ってからは、急に好きになった経緯があります。そんなきっかけで、あるとき正岡子規の「病牀六尺」という本を読みました。これは正岡子規が結核から脊椎カリエスを発症してから、子規が亡くなる2日前まで書き続けていた随筆集です。(実際は弟子の高浜虚子の口述筆記だそうですが)今でいうブログみたいなもんですね。蒲団から起きることもままならない子規にとっては、六尺の病床が自分の世界である、ということがタイトルになっています。淡々と食べたものの事が書いてあったり、もし起きれたら行ってみたい所のリストを書いていたり、時に病について悲痛な思いを書いていたりします。しかし、どこか客観的 ....

評価の難しさ

2011.02.04

こんばんは、松木です。先日、講師をしている学校で「指圧実技」という授業の実技試験を担当しました。試験内容は、私が実際に指圧を受けながら、「圧が垂直か」「圧の強さは適切か」「速度が一定か」「左右の手で手技に差はないか」などの項目を評価していくものです。また、実技試験中に「口頭試問」を行います。例えば、「今触っている筋の名前は何ですか?」などです。そして、その質問に対する回答がの正確さと、質問に答えるために考えている間に手技が雑になっていないかを評価します。「実技試験の評価」を行う際、このように上記の項目ごとに評価点を付けていくのですが、その際、評価項目とは別に、私個人の「きもちいいな」とか「あ、上手いな」といった「感情」がふっと脳裏に浮かんできます。そして、この「感情」で感じたことと、「評価項目によって採点した点数」に若干のズレが生じることがあります。このズレの一番の原因は、評価項目の内訳に ....

医療とホスピタリティ(その6)

2011.02.03

こんばんは、松木です。 前回の続きを書いていきます。 医療とホスピタリティ(その1) 医療とホスピタリティ(その2) 医療とホスピタリティ(その3) 医療とホスピタリティ(その4) 医療とホスピタリティ(その5) 医療とホスピタリティを考えるにあたり、医療にサービス業的な、商取引モデル的な考えを導入することの問題点をいくつか書いて参りました。 なぜなら、ホスピタリティ(おもてなし)の概念を何より重視しているのがそういった業界だからです。 一つ目の問題点は、「患者が消費者的にふるまう」ようになる可能性があることです。 「消費者的にふるまう」とは、「最低の代価で、最高の商品を手に入れることをめざして行動する」ということです。 これを医療現場に置き換えると、「患者としての義務を最低限にまで切り下げ、医療サービスを最大限まで要求する」という行動となりうるということです。 二つ ....

医療とホスピタリティ(その5)

2011.02.02

こんばんは、松木です。前回の続きを書いていきます。医療とホスピタリティ(その1)医療とホスピタリティ(その2)医療とホスピタリティ(その3)医療とホスピタリティ(その4)2、満足度をいつ尋ねるべきかサービス業、例えばレストランであれば、「食事終了直後」に満足度を尋ねることで、顧客満足度を評価します。しかし、医療の現場ではその方法はそのまま運用するには少々問題があります。なぜなら、医療現場においては、「治療直後」に大きな変化が生じるという場合ばかりではないからです。そもそも「予防医学」という考えは、この「直後評価」では全く評価されなくなってしまいます。そうすると、ある程度の先までを見越した治療をしている医療者が、患者に対して、ある程度の「強制」を強いるプロセスがどうしても必要になります。「強制」を強いるということは、当然患者は嫌がることもあります。しかし、その時は嫌々医療者の言うことを聞いて ....

医療とホスピタリティ(その4)

2011.02.01

こんばんは、松木です。前回の続きを書いていきます。医療とホスピタリティ(その1)医療とホスピタリティ(その2)医療とホスピタリティ(その3)サービス業で重視されているCS(customer satisfaction:「顧客満足」)概念がなぜ、医療や教育の現場で簡単に応用できないか。それについて雑誌「プレシデント」に石井淳蔵先生という方が、二つの問題点を指摘しておられます。それを参考にさせて頂きながら、私見を述べたいと思います。1、誰が顧客なのか。2、満足度をいつ尋ねるべきか。前回書きましたように、サービス業、例えばレストランであれば、「食事終了直後に」満足度の評価を、「実際に飲食した人」に行ってもらいます。ここでは、「実際に飲食した人」が顧客であり、「食事終了直後」が評価をしてもらうタイミングです。1、誰が顧客なのか単純に考えれば、「患者=顧客」なのではないか、と思われるでしょうが、例えば ....

医療とホスピタリティ(その3)

2011.01.31

こんばんは、松木です。前回の続きを書いていきます。医療とホスピタリティ(その1)医療とホスピタリティ(その2)サービス業では、CS(customer satisfaction:「顧客満足」)概念を重視しているところが多くあります。例えば、レストランで食事をした後、「味はどうか」「従業員のサービスはどうか」「料理の出てくる時間はどうか」などの質問で、顧客の満足度を評価するという考え方です。この回答から、サービス改善への手がかりが見えてきます。そして適切にサービスが改善された場合、顧客満足度は上がり、それによってレストランの売り上げ向上が見込まれますという理屈です。これを商取引モデルの、応用方法の一つとして、医療や教育の現場に導入する取り組みが、最近行われていたりします。「患者満足度」とか「学生満足度」といったかたちで、上記のような質問表を使って評価してもらうわけです。このように考えると、医療 ....

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