東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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旧スタッフ

先輩との会話

2011.03.01

こんばんは、松木です。先日学校で、定期試験がありました。その試験後の授業の日に、生理学の先生と話をしていたのですが、その先生は今回少し応用問題を多めに出題したそうです。そうしたところ、クラスの多くの学生が赤点だったそうです。その先生がおっしゃるのは、A=Bが成立するとき、そのどちらかを問うという問題は解けても、A=Bのときもあるし、A=Cのときもあり、A=Dのときもある。そして今はどれか、という問題になると急に解けなくなるとの事でした。しかし実際の臨床現場では、後者の考え方が絶対的に必要なのに、という話でした。これは本当にそうだと思います。臨床で、例えば「頭痛」という症状を訴えている方がいた場合、西洋医学では1、緊張性頭痛2、血管拡張性頭痛3、群発頭痛4、頭部神経痛による頭痛5、脳血管障害による頭痛などなど、これ以上は省略しますが、このようにたくさんの可能性があり、現在目の前にいる患者さん ....

ミニシアターの相次ぐ閉館で思うこと

2011.02.28

こんばんは、松木です。突然ですが、最近都内のミニシアターがどんどん閉館しております。しかし、映画館の総数は数年前に比べて増加傾向にあるそうです。これはシネコンと呼ばれる大型店が増えているからだそうですが、少々物寂しい感じが致します。とあるミニシアターの経営者が言っておられました。「シネコンが増えたことにより、同じ映画を上映する場所は増えたが、マイナーな映画を上映するスクリーンは減少しており、これは上映映画の画一化を示している。」うろ覚えですがこんな内容だったと思います。以前学習効率とレビューという記事を書いたときにお話しましたが、「情報を要約する」訓練として、映画や小説の感想を人に話すという方法をお勧めしました。これを行う際に、同じような内容の作品ではなく、色々な種類の作品、面白い作品からつまらない作品までを、満遍なく鑑賞することが、より一層の訓練になるのではないかと私は考えております。ま ....

皆様にご報告

2011.02.27

こんばんは、松木です。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私松木は3月15日をもちまして清明院を退職することとなりました。と言いますのも、私は広島出身で、上京した時よりいずれは故郷に帰りたいと考えていました。年齢的にもそろそろ田舎に帰ることを考えようと思っていたところこの度、少し遠いですが四国の香川で仕事をさせて頂く話があり、いわゆる「Jターン」をしようと決意するに至りました。4月からは「四国医療専門学校」にて働かせて頂くことになります。住み慣れた場所から離れるのは寂しくもありますが、最終日まで全力で仕事をしたいと思っております。あと少しのお付き合いではございますが、皆様よろしくお願い致します。愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を!↓↓清き1票を!   ↓↓清き1票を!清明院オフ ....

風邪には葛根湯!?(その1)

2011.02.26

こんばんは、森岡です(^_^)「風邪の初期には葛根湯」こんなフレーズ、一度は聞いたことありませんか?以前、患者さんとの会話で、患者さん 「昨日、風邪っぽかったから葛根湯飲んだんですよ~」僕     「何で葛根湯を選んだのですか?」患者さん 「だって風邪の初期には葛根湯って言うでしょ?            テレビでも言ってたし。副作用もないしね~。」僕     「・・・(苦笑)」いつから、どこから、この安易で間違った情報は発生しだしたんでしょうね・・・まぁ、製薬会社の戦略でしょうけど・・・確かに葛根湯は優れた漢方薬です。しかし、あくまで正しい使い方をすればの話です!!では、どのように正しく使えばいいのでしょうか?細かい話は難しくなってしまうので抜きにして、一般の方にも分かるように説明すると、ポイントは、”発汗の有無”と”寒気の程度”です。(専門家の先生は『傷寒論』を読んでいただくとより分か ....

春一番

2011.02.25

こんばんは、森岡です(^_^)今日は春一番が吹きましたね。気温は20℃を越える所もあったそうで、4月下旬の”陽気”だったそうです。そう、”陽気”なんですよね。春は、冬という最も陰気が強い時期から、陽気が最も旺盛となる夏にかけての移行期に当たります。つまり、陰気に変わって、陽気が一気に台頭してくるのです。東洋医学において、春は六気の中でも”風”がつかさどるとされています。六気については マイコプラズマ肺炎急増(その5) 参照ですから、春一番という強風は、春到来の風物詩として今日まで広く一般的に知られているのです。みなさんも知らぬ間に東洋医学の知識を使っているのです。(知らないだけでこういうことってたくさんあります!!)ちなみに春一番の定義は、1.立春から春分までの期間で2.日本海に低気圧があり3.最大風速8メートル以上の ....

現代人に多い熱の発生と治療(その7)

2011.02.24

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 現代人に多い熱の発生と治療(その1) 現代人に多い熱の発生と治療(その2) 現代人に多い熱の発生と治療(その3) 現代人に多い熱の発生と治療(その4) 現代人に多い熱の発生と治療(その5) 現代人に多い熱の発生と治療(その6) 続き行きます!! 今日は衛気営血弁証です。 が、その前に・・・ 熱邪による外感病のことを、 「温病(うんびょう)」 と言います。 逆に寒邪による外感病のことを、 「傷寒病(しょうかんびょう)」 と言います。 (外感病については 現代人に多い熱の発生と治療(その4) 参照)  では、目の前の患者さんが「温病」なのか「傷寒病」なのかどのように見分けるのでしょう? まず一つ目のポイントは・・・ ”症状が急激に発症したか” です。 まず「温病」か「傷寒病」かを ....

現代人に多い熱の発生と治療(その6)

2011.02.23

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 現代人に多い熱の発生と治療(その1) 現代人に多い熱の発生と治療(その2) 現代人に多い熱の発生と治療(その3) 現代人事多い熱の発生と治療(その4) 現代人に多い熱の発生と治療(その5) 続き行きます!! 「衛気営血弁証」 この弁証法は清代の名医である、 葉天士(ようてんし:1667~1746年) によって提唱されました。 彼は若い頃から医学を学び、豊富な臨床経験を積んでいき、その名を広めました。 そして約10年間で17人もの師匠についたと言われています。 (すごい!!普通の人ならダメになるパターン!!(笑)) 時には自分の本性を偽ってでも気になる医家に弟子入りし、 その医家から、 「君の学は大変素晴らしいものになった。それはまるでかの名医、葉天士のようだ!!」といわれ、 「実は、その葉天士が ....

ストレスという言葉からみる問診力

2011.02.22

こんばんは、森岡です(^_^)前回、問診についてのお話をちょこっとしました。問診と聞き方の工夫  参照今回も問診に関連することです。僕たちは問診においてよく「ストレスの有無」について聞くことがあります。この「ストレスの有無」は簡単に言えば、”肝の臓”の異常を証明するために重要な要素となってきます。院長ブログ 「肝」って何ですか?(その1~10)  参照ストレスが加わった時に体の不調が増悪すれば、”肝の臓”の異常を疑う一つの要素となりうるわけです。ですが、このストレスの有無を患者さんから聞き出すには、それなりのテクニックが必要となります。臨床の場で時々耳にするにのが治療者  「現在、ストレスはありますか?」患者さん 「ないです。」このやりとりのみでストレス無しとしてしまうのです。でもこの聞き方じゃ、欲しい情報なんて出てきませんよね(苦笑)「スト ....

自然はシンプル

2011.02.21

こんばんは、森岡です(^_^)昨日は友達とスノーボードに行ってきました。新潟県にある「かぐらスキー場」で満喫してきました。頂上の神楽峰は標高2,089mあり、新潟県のスキー場としては中々の標高を誇っております。ですからゴールデンウィーク過ぎまでバリバリ、スキー・スノーボードが楽しめるイケてるゲレンデです(笑)また、ドラゴンドラで苗場スキー場とも連結していて、縦に横に広がりを見せる広大さが気に入っております。しかし、自然と触れ合うのは何ともたまらない感覚ですね。自然はシンプルです。太陽は東から昇り、西に沈む。沈むと同時に徐々に闇が広がっていきます。降り積もる雪をかき分ければ、これから訪れる春遅しと、可愛らしいふきのとうの新芽がちょこっと顔を出しています。そして眼前に広がる雄大な山々。この生命の大循環を地球誕生いや、宇宙誕生から連綿と繰り返しているのですね。まさに「環(たまき)の端(はし)なき ....

信頼関係を築くには(その10)

2011.02.20

こんばんは、森岡です(^_^) 信頼関係を築くには(その1) 信頼関係を築くには(その2) 信頼関係を築くには(その3) 信頼関係を築くには(その4) 信頼関係を築くには(その5) 信頼関係を築くには(その6) 信頼関係を築くには(その7) 信頼関係を築くには(その8) 信頼関係を築くには(その9) 長々と書いてきましたが、「信頼関係」のお話も一旦お終いにしたいと思います。 信頼関係を築く方法はあまたあると思います。 ですから、このブログで書いた、 「人として尊重する」  「非指示的カウンセリング」 「クライアントの自立を促す」 「無条件の肯定的配慮(関心)」 「共感的理解」 「自己一致と純粋性」 などは引き出しの内の一つです。 この、 ”引き出しの多さ” が臨床において重要になると思います。 目の前の患者さんは刻々とその姿を変えていきます ....

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