東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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旧スタッフ

東北地方太平洋沖地震

2011.03.12

こんばんは、森岡です(^_^)昨日は、観測史上最大の地震で日本中が大騒ぎでした。首都圏の交通網は完全にマヒ。道路はひどい渋滞。僕もバイクで帰っていたのですが、新宿から品川区の家まで2時間弱かかりました。いくら文明が発達しても、自然に対しては無力であることを痛感しました。また津波やら原発やら火災やら二次被害によってさらに被害が拡大していっていますね。東京はまだこんなもので済みましたが、被害状況をテレビ等で見ていると、あまりに非日常的な映像ばかりで、いたたまれなくなります。今日は通常通り往診に向かったわけですが、一人暮らしをされている方々(特にご高齢の方)は非常に怖い思いをされ、不安を口々に話されていました。そしてまだ余震が続く中、「先生が来てくれてホッとした」とおっしゃってくれる方が何人もいました。往診治療はただ体の治療をするだけでなく、様々な不安を抱えておられる患者さんの、”心 ....

哲学堂

2011.03.11

こんばんは、森岡です(^_^)往診の移動手段はバイクが主ですが、その途中では色々なものを目にします。その中の一つに「哲学堂」があります。新目白通りから新青梅街道に入る交差点の手前に、突如現れる道路標識、「左折 哲学堂」めっちゃ気になりません?(笑)そして、左折し、新青梅街道沿いを走っていると、左手に現れる「哲学堂公園」怪しくないですか(笑)気になったので調べてみました!!調べるとなんとHPまで存在するじゃありませんか!?「哲学堂」とは明治37年に哲学者の井上円了博士より、精神修養の場として創立された公園であり、哲学世界を視覚的に表現した、全国でも例を見ない個性的な公園であります。この井上円了博士は、東洋大学の創始者でもあります。明治37年に、その前身である哲学館大学創立を記念して、四聖堂を建設。この時、弱冠29歳!!この四聖とは東洋の哲学者として釈迦と孔子を、西洋の哲学者としてソクラテスと ....

京大事件に見る教育と道徳観

2011.03.10

こんばんは、森岡です(^_^)本日10日は、京都大学の合格発表でしたね。京大といえば先日世間をにぎわせたカンニング事件・・・まぁ、色々な事情があったにせよ、日本トップクラスの大学を受験する人が、このような稚拙なことをしてしまうなんて。。。机の上の勉強はできても、利口だったかと言えばどうだったんでしょうね。これで完全犯罪だったら、逆におーさすが京大、すごいなぁなんて思っちゃうかもしれませんが(笑)それにしても、このカンニングをしてしまった専門学校生より気になることが。それは大学側の対応です。まず一言の謝罪もない。監督体制のことを聞かれると、京大の総長は「不備はなかった!!」と声を荒げる始末。不備がなければこんなことにならないんですけどねぇ・・・まずはこのようなことになって、巻きこでしまい迷惑のかかった関係のない受験生に謝るのが筋なんじゃないでしょうか。そして、不備があったことをまずは素直に認 ....

風邪には葛根湯!?(その5)

2011.03.09

こんばんは、森岡です(^_^) これまでのお話・・・ 風邪には葛根湯!?(その1) 風邪には葛根湯!?(その2) 風邪には葛根湯!?(その3) 風邪には葛根湯!?(その4) 続き行きます!! 今日は「宣肺平喘」です。 麻黄湯タイプの風邪は”喘”と言い、 咳が出たり呼吸が乱れたりすることにより呼吸困難となることがあります。 呼吸に主に関わっているのは肺の臓です。 肺の臓については院長ブログ 「肺」って何ですか?(その1~12) 参照 また肺の臓は”表”と非常に関係が深いです。 風邪・寒邪がまず人体を侵襲するとき、この”表”から侵していくという話は前回しました。 ですから、肺の臓の働きが悪くなります。 そこで、 肺の臓の気をめぐらせて、呼吸困難を落ち着かせましょう というのが「宣肺平喘」の意味です。 また、麻黄湯は ”治喘の聖薬” ともいわれ、こ ....

風邪には葛根湯!?(その4)

2011.03.08

こんばんは、森岡です(^_^) これまでのお話・・・ 風邪には葛根湯!?(その1) 風邪には葛根湯!?(その2) 風邪には葛根湯!?(その3) 続き行きます!! 今回は「麻黄湯」の効能についてです。 麻黄湯を服用するとどのような効果があるのでしょうか。 効能を調べると・・・ 「発散風寒(はっさんふうかん)」 「発汗解表(はっかんかいひょう)」 「宣肺平喘(せんはいへいぜん)」 う~ん、何やら難しい四字熟語の羅列・・・(苦笑) 中医学を勉強し始めの頃は、この漢字に拒絶反応を示す人も多いんですよね・・・。 でも意味的には意外とそのまんまなんですよ~。 まず「発散風寒」 麻黄湯タイプの風邪は、外邪における ”風邪”と”寒邪” が身体を侵襲することにより発症します。 特に中心は寒邪です。 風邪・寒邪については院長ブログ カテゴリ 「邪気」について  ....

風邪には葛根湯!?(その3)

2011.03.07

こんばんは、森岡です(^_^) これまでのお話・・・ 風邪には葛根湯!?(その1) 風邪には葛根湯!?(その2) 続き行きます!! 1.寒気が強く、汗が全く出ない風邪 このパターンの風邪は、 麻黄湯(まおうとう) という漢方が当てはまります。 この風邪の特徴は、 ぶるぶる震えるような強い悪寒 と、 汗が全く出ない ことです。 もし、夏場暑いときにこの風邪を引いた場合、まわりは汗をかいていても、本人は、汗をかかずに寒がります。 夏場よくありがちなのは、クーラーがガンガンにかかっていてめちゃくちゃ冷えた後なんかにこの風邪を発症しやすかったりします。 その他にも、発熱したり、身体が痛くなったり、咳がでたりなど一般的な風症状も出ます。 しかし、一般的風症状は他のものでも出ますので、特徴である ”強い悪寒”と”無汗” を鑑別の所見とします。 その他、もう ....

バラエティ番組で勉強

2011.03.05

こんばんは、松木です。私はいわゆる「お笑い」を鑑賞するのが好きであります。昔から好きなのですが、特に今の仕事をするようになってから、熱心に観るようになりました。熱心に観る理由は、おもしろい事を表現するという「構造」が、非常に臨床現場や教育現場で応用が出来るシステムを持っていると思うからです。例えば、「すべらない話」というのが数年前から大変人気がありますが、あそこで行われている話の展開の仕方は、とても参考になります。お笑い理論について研究している方にサンキュータツオさんという芸人さんがいらっしゃいます。この方が「すべらない話」について解説しておられるのですが、すべらない話において、大抵「ネタフリ」という名の要約が入るのだそうです。例えば人物の話をする場合は、その人がどのような人であるかを要約して説明するのです。「〇〇さんという滑舌の悪い人がいまして、」というと、聞いている人は「これから滑舌の ....

最近の相撲

2011.03.04

こんばんは、松木です。少し前の話になりますが、相撲の八百長問題が発生しましたね。私はこの仕事(特に往診業務)を始めてから、相撲がとても好きになり、毎場所大相撲の深夜放送はチェックしておりました。私が相撲に興味を持った理由は、高齢者のお宅に伺うと、場所中は必ずと言っていい程相撲中継がかかっています。そこで、治療しながら耳に入ってくる解説が、ことのほか論理的だったため、なんとなく興味が出てきました。例えば、この力士は左四つが得意なので、左四つで組むために立会いでこのような動きをしたのだ、などの解説です。もともと幼少期には千代の富士が圧倒的強さを誇り、その後若貴ブームに沸く相撲界を少なからずテレビで見ていたこともあり、もともと嫌いではなかったわけですが、その後相撲について調べてみると、「勝敗決定がシビアである(リングアウトで勝敗が決まる格闘技はめずらしい)ため、階級設定のない競技として成立してい ....

雛祭り

2011.03.03

こんばんは、松木です。本日は桃の節句、雛祭りですね。雛祭りは五節句の一つとして、古くからある風習のひとつです。ところで、この「桃」というのは、桃太郎しかり、中国の桃源郷しかり、何かと東洋的な考えのなかで重宝されています。雛祭りでも、私は体験したことはありませんが、桃の花の入った桃酒を飲むような習慣があるそうです。この「桃」というものを東洋思想的にはどのように考えているのでしょうか?吉野裕子さんの著書「陰陽五行と日本の民族」という本によりますと、桃は古代中国で辟邪の呪物とされ、種々の伝承があるそうですが、なかでも有名なのが「西王母の桃」という話だそうです。西王母は古代中国の仙人だそうですが、西に住み、その園には三千年に一度実を結ぶという桃があり、これを食せば疲れを去り、長寿が得られるというものだそうです。昔、漢の武帝はこの桃を贈られたそうです。ここにもあるように、桃は「西」で採れ、五行でいう ....

自己評価について

2011.03.02

こんばんは、松木です。先日学校で臨床実習がありました。私はその指導教員をしたのですが、そこで感じたことがあります。結論から言いますと、「自分が出来ると本人が自覚していて、実は出来ていない」という現実があるということ、そして、「自分が出来ると本人が自覚していて、実は出来ていない」ことを実践したときに失敗は起きやすいということです。我々の仕事における失敗というのは、場合によっては取り返しのつかないような事態になる可能性もあります。ということは、特に失敗やミスが最小限で抑えられるよう、最大限努力する義務があると思います。出来る範囲のことをやっていれば、大きな、取り返しのつかないような失敗は起きにくいと思います。また、もし仮に失敗したとしても、なぜ失敗したのかを検証しやすいはずです。そこで、自分の認識と現実とのズレがあるということは非常に問題です。この場合は失敗の可能性も高まりますし、失敗した場合 ....

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