東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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森岡

自然はシンプル

2011.02.21

こんばんは、森岡です(^_^)昨日は友達とスノーボードに行ってきました。新潟県にある「かぐらスキー場」で満喫してきました。頂上の神楽峰は標高2,089mあり、新潟県のスキー場としては中々の標高を誇っております。ですからゴールデンウィーク過ぎまでバリバリ、スキー・スノーボードが楽しめるイケてるゲレンデです(笑)また、ドラゴンドラで苗場スキー場とも連結していて、縦に横に広がりを見せる広大さが気に入っております。しかし、自然と触れ合うのは何ともたまらない感覚ですね。自然はシンプルです。太陽は東から昇り、西に沈む。沈むと同時に徐々に闇が広がっていきます。降り積もる雪をかき分ければ、これから訪れる春遅しと、可愛らしいふきのとうの新芽がちょこっと顔を出しています。そして眼前に広がる雄大な山々。この生命の大循環を地球誕生いや、宇宙誕生から連綿と繰り返しているのですね。まさに「環(たまき)の端(はし)なき ....

信頼関係を築くには(その10)

2011.02.20

こんばんは、森岡です(^_^) 信頼関係を築くには(その1) 信頼関係を築くには(その2) 信頼関係を築くには(その3) 信頼関係を築くには(その4) 信頼関係を築くには(その5) 信頼関係を築くには(その6) 信頼関係を築くには(その7) 信頼関係を築くには(その8) 信頼関係を築くには(その9) 長々と書いてきましたが、「信頼関係」のお話も一旦お終いにしたいと思います。 信頼関係を築く方法はあまたあると思います。 ですから、このブログで書いた、 「人として尊重する」  「非指示的カウンセリング」 「クライアントの自立を促す」 「無条件の肯定的配慮(関心)」 「共感的理解」 「自己一致と純粋性」 などは引き出しの内の一つです。 この、 ”引き出しの多さ” が臨床において重要になると思います。 目の前の患者さんは刻々とその姿を変えていきます ....

問診と聞き方の工夫

2011.02.12

こんばんは、森岡です(^_^)この前、学校でこんな話をしていました。友達:「問診って重要だよね~。」僕:「ですよね~。」友達:「でもなかなか欲しい情報が出てこないんだよね。」僕:「それは聞き方の問題なんじゃないの?」東洋医学を使って診断・治療する際に問診は欠かせないものです。東洋医学の診察法は「四診」といって、”望(ぼう)・聞(ぶん)・問(もん)・切(せつ)”から成り立ちます。望は目を、聞は耳を、問は口を、切は手を駆使して、病態を微に入り、細に入り、把握していくのです。非常にシンプルであるが故に、これらを完璧にこなすには相当の鍛錬が必要です。その中でも問診は重要です。問診がうまくなるとかなりのところまで病気を把握でき、治療をするツボまでいくつかに限定できることもあります。中国明代の名医、張景岳(介賓)先生も、彼の著書『景岳全書』の中で、十問歌(問診の手順と要点につい ....

現代人に多い熱の発生と治療(その5)

2011.02.11

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 現代人に多い熱の発生と治療(その1) 現代人に多い熱の発生と治療(その2) 現代人に多い熱の発生と治療(その3) 現代人事多い熱の発生と治療(その4) 続き行きます!! 前回は「衛気営血弁証」と「三焦弁証」は外感病における熱邪の進行過程と治療法が記載されているというお話しでした。 今日は侵入経路についてです。 外邪としての熱邪の侵入経路は特定の場所が定められています。 何度も言いますが、熱邪の性質を陰陽で分けると陽に当たります。 上下を陰陽で分けると”上”が「陽」です。 ということは、熱邪は陽の性質上、外界の上の方にたくさん存在することになります。 ですから、熱邪が人体に侵入する時は、 ”体の上” から入ってきます。 また、体の前後を陰陽で分けると、 ”前”が「陰」で”後”が「陽」です。 では体の ....

現代人に多い熱の発生と治療(その4)

2011.02.10

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 現代人に多い熱の発生と治療(その1) 現代人に多い熱の発生と治療(その2) 現代人に多い熱の発生と治療(その3) 続き行きます!! 前回は熱邪の診断・治療法として「衛気営血弁証」と「三焦弁証」があるというお話でした。 この2つの弁証法は、基本的には、 ”外感病における” 熱邪の進行過程と治療法について記載されています。 外感病とは簡単に言えば、 「外的(自然)環境の変化」 によって引き起こされた病のことです。 つまり、四季の変化に基づく気候や気温などの変化に影響されて発病した病のことです。 外的環境の変化によって体に不調を引き起こす因子のことを ”外因”とか”外邪”とか”六淫(ろくいん)の邪” なんて呼びます。 院長ブログ カテゴリ 「邪気」について  参照 外邪には風邪・熱邪(暑邪・火邪)・湿邪・燥 ....

緊張と笑い

2011.02.09

こんばんは、森岡です(^_^)今日は学校で模擬授業がりました。最近ちょくちょく模擬授業があります。6月から教育実習が始まるので、その前の準備体操的な授業です。自分が授業をやることはもちろん勉強になるのですが、他の人の授業を見聞きするのも非常に得るものが大きいです。その模擬授業において、こんなことをよく目にしました。それは、”緊張すると、人は笑う”これ、教育技法的にはNGです(笑)でも、やっちゃいけないと思いつつも自然に出ちゃうんですね~。なれない教壇に立ち、大勢の前で話す。誰でも緊張するものです。そうすると気付かないうちに笑いが出てしまう人が結構いました。この現象はなぜ起こるのでしょうか?まぁ単純に緊張をほぐそうとしているんでしょうね。”笑う”という行為を東洋医学的にみれば「喜」という感情の範疇に入ります。「喜」という感情は、”気 ....

信頼関係を築くには(その9)

2011.02.08

こんばんは、森岡です(^_^) 信頼関係を築くには(その1) 信頼関係を築くには(その2) 信頼関係を築くには(その3) 信頼関係を築くには(その4) 信頼関係を築くには(その5) 信頼関係を築くには(その6) 信頼関係を築くには(その7) 信頼関係を築くには(その8) 続き行きます!! 前回は、クライアントはカウンセラーの”言葉と真意の不一致”を簡単に見破るというお話でした。 では”言葉と真意の不一致”を防ぐにはどうしたらいいのでしょう。 まず一つは、 ”ありのままの統合された一人の人間” として、クライアントに接することです。 それは、意図的であったり、操作的であったりしてはならなく、 ”純粋で正直な人間”であろうとする態度です。 これを「純粋性」といいます。 つまり、固定観念や偏った価値観にとらわれず、常にピュアであれということです。 大人に ....

信頼関係を築くには(その8)

2011.02.07

こんばんは、森岡です(^_^) 信頼関係を築くには(その1) 信頼関係を築くには(その2) 信頼関係を築くには(その3) 信頼関係を築くには(その4) 信頼関係を築くには(その5) 信頼関係を築くには(その6) 信頼関係を築くには(その7) では続き行きます!! 「自己一致と純粋性」 ロジャーズはカウンセラーに対し、カウンセリングを行う前に重要なことがあるとしています。 それは、 「自分の行動についての徹底的な研究」 が必要不可欠だと言っています。 なぜでしょう? ロジャーズは臨床を通し、あることに気付きます。 それは、クライアントはカウンセラーの態度に非常に敏感である。 ということです。 自分がカウンセリングをしている様でも、実は相手もこちらを良く見ているということです。 そりゃそうですよね。 様々な苦痛や苦悩、不安を抱えやってくるのですか ....

信頼関係を築くには(その7)

2011.02.06

こんばんは、森岡です(^_^) 信頼関係を築くには(その1) 信頼関係を築くには(その2) 信頼関係を築くには(その3) 信頼関係を築くには(その4) 信頼関係を築くには(その5) 信頼関係を築くには(その6) 少し間が空きましたが続き行きます!! 「共感的理解」 これはクライアントの苦悩を、最大限の想像力と共感能力で自分自身の感情として理解してあげることです。 つまり「感情移入」によって、クライアントを深い次元において理解していこうという態度です。 この「共感」ですが、普段皆さんが使っている”共感”とは若干意味合いが変わってきます。 よく友達などと話していて「あーそれは共感できるなぁ」とか「それに関しては共感しかねる」などと思うことがあると思います。 この共感は、”自分自身の物差し(価値観)”が基準となっています。 自身の価値観に沿うか、沿わないか、が判断基準 ....

現代人に多い熱の発生と治療(その3)

2011.01.29

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話・・・ 現代人に多い熱の発生と治療(その1) 現代人に多い熱の発生と治療(その2) 続き行きます!! これまでに、「熱邪(火邪)」の発生原因と診断所見についてお話ししてきました。 昨日、学校の同級生が調子が悪いということで治療したのですが、まさに熱の病症でしたね。 それは、風邪から生じた「熱邪」でしたが、それにより、 だるさ・むかつき・呼吸が苦しい・喉の渇き・口の粘り・のぼせ感・便秘などがでていました。 そして、しきりに熱い熱いと言っていました。 やはり目は充血し、顔は紅潮。 皮膚を触ると熱く、汗ばんでおりました。 そこで手足に鍼を打つこと10分。 目の充血・顔の紅潮が引き、発汗も止まっていました。 「今、熱い?」と聞くと、鍼を打ってすぐに涼しくなってきたとのこと。 体が軽くなったと喜んでいました。 鍼すごいです ....

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