東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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雛祭り③

2017.03.27

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こんばんわ。齋藤です。

 

 

 

前回に引き続き、雛祭りから菱餅についてを書いてみたいと思います。

 

 

 

※前回の記事

雛祭り

雛祭り②

 

 

 

※関連ブログ

院長ブログ

 

 

 

前回は、菱餅の並びによって何を示しているかを書きましたが

 

 

 

今回は、諸説あるようですが、3色に意味について書いていこうと思います。

 

 

 

まずは赤色ですが、魔除けの意味があるようです。

 

 

 

何で色づけしているかというと、クチナシの実で色づけをしているそうです。(合成着色料は無い時代ですからね)

 

 

 

漢方では山梔子(さんしし)といい、主に清熱や解毒などの作用があります。

 

 

 

体を冷やす作用があるため、下痢気味の方は、取り過ぎに注意が必要ですね。

 

 

 

次に白色ですが、子孫繁栄、長寿の意味があるようです。

 

 

 

白なので、何も入っていないと思いきや、菱の実が練りこんであるそうです。

 

 

 

漢方では菱実(リョウジツ)といい、主に滋養強壮や解熱などの作用があります。

 

 

 

摂取しすぎると、お腹が張りやすくなるため、注意が必要です。

 

 

 

最後に緑色ですが、健康や新緑の意味があるようです。

 

 

 

ヨモギを練りこまれているようです。

 

 

 

漢方では、艾葉(がいよう)といい、散寒除湿や温経止痛などの作用があります。

 

 

 

ちなみにヨモギは、葉の裏の綿毛を集めて、陰干しで乾燥してから臼でつき、粉末を取り去ると葉の裏の白い毛の部分が残ります。

 

 

 

それが、お灸の時に使用する、「もぐさ」になります。

 

 

 

話は戻りますが、最近では、菱餅はチョコレートやサンドイッチ、ケーキなど様々な方法で表現し食べられています。

 

 

 

こんなに色々な意味が含まれているの知り、そういったものを見てしまうと、少し寂しさを感じてしまいますね。

 

 

 

雛祭りは終わってしまいましたが、自分の地域ではどのような順番で飾られているのか、

 

 

 

何色の菱餅が飾られているか?どんな順番か?

 

 

 

そんな視点を持ちながら見てみると、より楽しめるかもしれませんね。

 

 

 

ちなみに菱餅は、普通に焼いて食べるのですが、角をちぎりながら食べると

 

 

 

「角が立たない様に丸く生きる」という意味になるんだそうです。

 

 

 

なので、来年こそは角をちぎりながら、食べてみたいとおもいます!!!!

 

 

 

 

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