東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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鬱について③

2017.03.18

 

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こんばんは、坂口です。

 

前回の続き

 

 

 

 

 

今回は狂証について。

 

 

 

 

 

狂証は癲証とは逆に精神が興奮した状態になり、騒ぎ出して落ち着きがなくなります。

 

 

 

 

 

物に当たってしまったり、人を罵ったり、怒りやすくなる特徴があります。

 

 

 

 

狂証は陽明熱盛、肝胆鬱火、痰火上擾、瘀血内阻に分類されます。

 

 

 

 

 

陽明熱盛は熱邪が陽明に入り、熱結した事により起こります。

 

 

 

 

 

特徴は顔が赤くほてる、腹満して横になれない、幻聴や言語錯乱、食事を食べたく無くなるなどです。

 

 

 

 

 

肝胆鬱火は七情の内傷により肝胆に気滞が生じ、それが化火して神明を上擾した事により起こります。

 

 

 

 

 

こちらの特徴は言語錯乱、歌いだしたり笑いだしたりする、また心神が不安定な状態な為、驚きやすく動悸がし、肝胆に気滞もあるので胸脇が張って痛むのも特徴です。

 

 

 

 

 

痰火上擾は心火、胃火が津液を濃縮して痰を形成し、痰が火と結合して心竅を閉じることで起こります。

 

 

 

 

 

こちらは怒りやすく物を壊す、乱暴になる特徴があります。

 

 

 

 

 

最後に瘀血内阻。

 

 

 

 

 

瘀血内阻は熱邪が血と結びつき、瘀熱となって神明を上擾して発生します。

 

 

 

 

 

こちらの特徴は下腹部が硬くなり、圧痛が生じます。

 

 

 

次回に続く。

 

 

 

 

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