東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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七情の異常12

2017.02.21

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の話

 

七情の異常     七情とは

七情の異常2   善怒とは

七情の異常3   肝鬱気滞による善怒

七情の異常4   肝胆火旺による善怒

七情の異常5   肝脾不和による善怒

七情の異常6     善喜とは

七情の異常7   心火による善喜

七情の異常8   心腎不交による善喜

七情の異常9   心肝火旺による善喜

七情の異常10 善憂思について

七情の異常11 心脾両虚による善憂思

 

参照

 

 

 

善憂思として、「憂」と「思」の異常をまとめて考えていますが、前回は”脾の臓”を中心として「思」の異常について考えました。

 

 

 

今回は、「憂」をメインとした身体の異常について書いていきます。

 

 

 

「憂」とは以前も書いた様に気にかける心配するという意味があり、“肺の臓”が強く関与しています。

 

七情の異常10 参照

 

 

 

虚弱体質で気の生成不足により肺気が不足したり、慢性的な咳などにより肺気が消耗すると、肺気虚という状態になり、憂鬱でしゃべりたくない小さなことでも心配になり落ち着かないなどの「憂」の異常が出やすくなります。

 

 

 

肺の臓は気を主るので、肺気が不足すると、気を全身に巡らす機能が障害され、気の滞りが起こります。

 

 

 

肺気の不足や、気の滞りにより、咳嗽、息切れ、疲労感、風邪を引きやすい、ため息、胸苦しさなどの症状を伴うのが特徴です。

 

 

 

大したことでもないのに心配したり、クヨクヨして落ち込んだり、ネガティブ発言が多い人は、“脾の臓”や“肺の臓”を整えてあげることが重要になってきます。

 

 

 

 

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