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2016.12.16
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こんばんは 。松田です☆"
今週は、朝晩寒く、日中も風が冷たくて寒い日が多かったように感じました。
先日、今年度最後の臨床実習が終わりました。
最後に私が担当した学生さんの様子をみて、できる限りやるべきと思うことがありました。
臨床実習では、初診と再診の2回治療を行うのですが、その学生さんが担当した患者さんは、初診時は下肢の痛み痺れが主訴でしたが、再診では下肢はあまり気にならず、それよりも別の症状を治してほしいという事でした。
その症状は風邪でした。
一応、初診が終わってから、再診まで2週間空いていたので、2週間経って下肢の状態が割と良くなっていて、風邪を引いていたり、腰を痛めていたりと別の症状が出ているかもしれないので、その場合でも対応できるようにしておいて下さいと学生さんには伝えておきました。
そのため、風邪についても復習し、準備をしてきたようですが、風邪にはどんなパターンがあり、こういう症状があればこう考えられ、こういう治療があるという考え方ではなく、風邪だったらあのツボに治療しようという風に考えてきた様子でした。
治療に入り、今回は風邪症状が辛いのでお願いしますと言われると、案の定、何を聞いてどう考えればいいか分からず、治療方針も全く立たなかったので、殆ど私が指導した内容で行いました。
治療方針を決める際に、話し合いを行うのですが、その際にも今診察した情報から何が考えられるかと色々とパスを出しても、全然分からないとか何も思いつかないなどと言っており、ヒントを出しながら粘りましたが、全然出てこないので仕方なく治療内容について口を出すことにしました。
患者さんに対する対応は、緊張して表情が硬いくらいでそんなに問題はありませんでしたが、治療に対して自分で考えようとしないのは全然よくないと思います。
本来なら辛い症状を訴えている患者さんを目の前のして、分からないので治療できないというのはありえません。
当然ですが、自信がなくても、自分が得た情報の中から確からしいと思う病態を考え、それに合う治療法を考えて、それに対し効果があるであろうツボを選択し、今自分ができる限りのことをやるべきだと思います。
それを今回強く思いましたし、学生さんにも今後も同じようなことが必ずあるので、その時には今回のように投げ出さないようにと伝えました。
これは、普段治療する際に100%の自信が持てない中で、試行錯誤しながら皆やっていることだと思いますが、そういったことを今回改めて考えさせられる出来事でした。
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