東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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申梅

2016.01.13


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こんばんは。二神です。(^ー^)v

 

 

ここ数日は、かなり寒い日が続いていますが、皆さんは体調など

 

 

崩していないでしょうか。

 

 

これからインフルエンザなども流行してくることもあると思うので

 

 

体調管理には十分に気をつけましょう。

 

 

 

さて、皆さんは「申梅」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

 

 

昔から申年には梅干しを食べなさいとか、梅干しを漬けなさいというのは

 

 

よく言われております。

 

 

では、なぜ申年にとれた梅は縁起がいいと言われているのでしょうか。

 

 

その理由は、平安時代にまでさかのぼり、悪疫が流行したある申年の年に

 

 

当時の天皇だった村上天皇が梅干しと昆布茶で病を治したという言い伝えが

 

 

残っているからだそうです。

 

 

この時、村上天皇が食べた梅干しが申年に漬け込みされた梅干しだった

 

 

ことから、申年に梅干しを漬けると良いとか、申年の梅は縁起がいいなどと

 

 

言われるようになったそうです。

 

 

梅干しの素晴らしさは1000年以上前から実感され後世に伝えられてきたのですね。

 

 

素晴らしいです。

 

 

また、江戸時代の申年の年に病が流行した時も梅干しを食べていた人は

 

 

無事だったという言い伝えもあるようです。

 

 

他にも申年は梅が不作になりやすく梅がとても貴重だったことや、

 

 

「申」を「去る」とひっかけて「悪いものが去る年」という意味でも

 

 

縁起がいい理由になっているようです。

 

 

梅はそもそもクエン酸などの強い殺菌、抗菌作用のある有機酸が多く

 

 

含まれていることから、疲労回復、老化防止作用、抗菌作用、駆虫作用など

 

 

何かと健康の役に立つと言われております。

 

 

東洋医学的に見ても、

 

 

・生津止乾(セイシンシカツ)

 

→唾液などの分泌を促進し、口の渇きを止める。

 

 

・渋腸止瀉(ジュウチョウシシャ)

 

→腸の機能を回復させて下痢を止める。

 

 

・歛肺止咳(レンパイシガイ)

 

→肺の機能を回復させて空咳を止める。

 

 

などの効能があり、非常に良いとされております。

 

 

 

皆さんも今年は申梅を食し一年を健康に過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

しかし、良いと言っても食べ過ぎには注意です。(笑)

 

 

 

 

 

関連ブログ

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→ スタッフブログ 

 

 

 

 

参考文献

東方栄養新書

 

 


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