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2010.09.14
こんばんは、松木です。
私は講師になってから現在まで、「東洋医学概論」という科目を毎年担当しています。
「東洋医学概論」とは、その名の通り、「東洋医学」の「領域全体のあらましを要約して述べたもの。」です。
要するに、清明院院長が「最高の鍼灸の追求」において日々述べられている、東洋医学の理屈について講義してるわけです。
(因みに東洋医学概論の教科書は専門用語ばかりでややこしいです。教科書が難解だと思った方は「最高の鍼灸の追求」の解説をオススメします。)
この授業を担当していると、とても興味を持つ学生さんと、全く興味を示さない学生さんが目に付きます。
前者の中には、古くから行われているんだから「絶対に」正しいんだ!と思っておられる方がちらほら見受けられます。
後者の中には、東洋医学なんて非科学的で、最新の科学に拠っている考えの方が「絶対に」正しいんだ!と思っておられる方がちらほら見受けられます。
これは個人的な意見ですが、「盲目的に」「絶対に」正しいんだ!と思い込むことは、とてももったいないことですし、危険なことだと思います。
「医学」は、臨床現場で患者さんに効果があってこそ、本質的価値が保たれるものだと思います。
そして我々が日々臨床で東洋医学を実践している理由は、患者さんに効果があるからです。
「東洋医学」は古いから偉大なのではなく、現代においても色あせない価値があるから偉大なのだと思います。
本日のブログのタイトルは、スウェーデンの画家、カール・ラーションという方の言葉です。
現代の皆様に「東洋医学」についてこのように思ってもらえるよう、日々精進したいと思います。
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