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2010.09.23
こんばんは、森岡です(^_^)
昨日は「中秋の名月」でしたね。
いわゆる、「十五夜」とか「お月見」ってやつです。
皆さんはお月さま見ましたか?
雲間からのぞくお月さまは、おぼろげで何とも言えない趣がありました。
自然は素晴らしく雄大です!!
ところで、この何気なく使われている「中秋」ってなんでしょう?
しかも昨日は22日。あれ「十五夜」なのに15日じゃないの???
これには古代中国の自然科学が関係しています。
古代中国では1年を4つに分けました。
四季ですね。
1・2・3月を春。4・5・6月を夏。7・8・9月を秋。10・11・12月を冬。
というように。
これを「旧暦」といいます。
更にこれを、「初・中・晩」もしくは「孟・仲・季」と3つに分けました。
(例えば「初夏」といったら、旧暦で言う夏は4・5・6月で、「初」に当たるのは4月ということになります。または「孟夏」でもOKです。)
そうすると「中(仲)秋」は8月になります。
この旧暦8月は天文学的に月が最も明るく見える時期です。
古代中国の人々はこういうことを、日々の絶え間ない観察の中でしっかり把握していたんですね~!!
そして「旧暦」は月の満ち欠けを使って日付を決定します。
つまり、新月となる日がその月の1日となり、新月から何日目にあたるかで日付をカウントします。
月齢が増えて月が太っていくとともに、日付の方も2日、3日と増えていき、満月になる頃が15日となります。
15日は1か月の真ん中に当たりますから「中」ですね。
ですから旧暦の8月15日は月が満月であり最も美しく見える日なのです。
(微妙な誤差はありますが。)
これを現在使っている「新暦」(「新暦は」太陽の動きが基準です。)にあてはめ計算すると、今年は9月22日が旧暦8月15日に当たります。
これでわかりましたか?
秋は収穫の時期ですから太陽(陽)の恵みを受けて育った、穀物を、感謝の意味を込め、太陽だけでなく、その表裏関係のお月さま(陰)にもお供えしたんですね~。
なかなか乙な風習でございます。
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