東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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死ぬ瞬間

2013.05.15

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こんばんは、下里です



からりとお洗濯ものが乾くような日差しの日が増えてきましたね


先日は久し振りに午前中が空いていたので、お布団を干しました!


お日さまにあてたお布団てぽかぽかして本当に気持ちがいいですね



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最近読んでいた本に、色々と考えさせられることがありました。



E.キューブラー・ロス『死ぬ瞬間-死とその過程について』

image

精神科医の著者が、病院で死が近づいている末期の患者さんへインタビューを行い、



現在や現在に至る精神状況についてや



家族、医療スタッフとの関係、



まわりに望むことなどについて語ってもらった記録です。



患者さんだけでなく、家族についてもインタビューを行い掲載しています。


200人へのインタビューを通じ

「死」ということが

絶命するその瞬間のことのみでなく



「不治の病」と告知されてから、絶命するまでの過程にあり、

人生の最終段階においてひとが感じる不安や恐怖、希望といった心の動きを研究した本として金字塔的な著作であると、薦められたのがきっかけで読み始めました。


書籍では、著者が患者さんの精神の変化として挙げる五段階


否認と孤立
怒り
取り引き
抑鬱
受容


の流れに沿いインタビューが掲載されています。



病院でのガン患者さん中心のインタビュー、自分のおかれた状況を言語化できる人が対象で

大なり小なりキリスト教の教育がバックボーンとしてある


ということで、日本人の状況とは異なるだろうと感じる場面も多々ありましたが、



患者さんの表面的な言動の真意や、それが伝わらないゆえの家族、医療スタッフとの葛藤については考えさせられることが多かったです。



一番心に残っているのは、

患者さん本人は死を受け入れるための準備があり、死について語りたい場合もあるのに、まわりが死をタブー視していると、それに関する話題を避けようとしたり、表面的に患者さんをなぐさめようとして、
患者さんが本当に望んでいる会話ができないことがある

という点です。



こちらが「死」をいけないことだと思っていると、無意識にも話題を避けてしまう



これは死だけでなくて、他の病気や、痛み、認知症などへの恐怖についても押し広げて考えることができると思いました。


なぐさめたり、励ましたりすることを求められる場合もあるけれど



ただ話を聞いてほしい、受け入れる過程で不安について語りたい場合もあること



「認めたくない」という段階にある相手に


無理やりこちらの理論で(それが客観的にみて事実でも)何かを認めさせることはかえって逆効果なこと、


など、ふだんの往診に置き換えて読んでいると、自分なりの発見がありました。


患者さんの気持ちについて整理して考える、よいきっかけになりました。








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この記事に関するコメント

“死ぬ瞬間” への2件のフィードバック

  1. 艾次郎 より:

    『死ぬ瞬間』の後、ロスは自身の幽体離脱体験などを通じて霊的(スピリチュアル)な世界にも傾倒してゆくのですが、日本では『死ぬ瞬間』にスポットを当てるだけでオシマイなのが残念です。頓挫したWHO憲章における「健康」の定義ではありませんが、3.11以後、被災地を中心に霊的なケアも含めた視点が、求められているように感じます。「死んだらおしまい、なのか?」と。

  2. すたっふ より:

    艾次郎さん
    コメントありがとうございます(*^^*)
    ロスの他の著書についても、また読んでみたいです。
    コメントをいただいて改めて、災害で亡くなられる方々におかれては、死を受け入れることができたのか、さぞ無念であったろうと思います。
    「死んだら、おしまい」かは人それぞれ思うところがあるでしょうが、亡くなった魂を弔うことは、死者のためでもあり、また生きる者のためでもあると感じます。

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