東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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信頼関係を築くには(その2)

2011.01.13

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

信頼関係を築くには(その1)

続き行きます!!

皆さんは、カール・ランソム・ロジャーズという方をご存知でしょうか?

彼は、1902~1987年に活躍した、アメリカの臨床心理学者であり、カウンセリングの祖と言われている人です。

アメリカで、20世紀に最も影響の大きかった心理療法家、第一位に選ばれております。

心理学を勉強したことがある方は、名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

彼は初め、キリスト教に興味があり、牧師を目指すのですが、その道に疑問を抱き、臨床心理学の道に進みます。

そして、臨床を通じて、当時のカウンセリングに疑問を抱きます。

彼の良い所は、常に実践を通じて、その答えを導き出しているところだと僕は感じています。

実践から理論、理論から実践ということを生涯繰り返していた、生粋の臨床家です。

それまでの主流は、精神分析的カウンセリングでした。

つまり、患者さんの心理を分析し、それを解釈し、暗示し、解決のため忠告(アドバイス)をするという手法です。

これを「指示的カウンセリング」といいます。

それは、カウンセラーの知識や経験や権威などが治療効果を大きく左右する

「カウンセラー中心」
の治療法でした。

しかし、ロジャーズはこれに異を唱えます。

彼は、カウンセリングの中心はあくまで「患者さん」である説きました。

この患者さんのことを”来談者”とか”依頼者”とし、

”クライアント”と呼びました。

従来、患者さんは”ペイシェント”と呼ばれ、医者-患者という上下関係(権威的関係)のもと、成立していた関係性でした。

しかし、ロジャーズは、カウンセラーと患者さんは対等な関係でなければならないと考えました。

そこで初めて”クライアント”という言葉を用い、対等な関係を強調しました。

この、ロジャーズが提唱した、クライアント中心のカウンセリング法を

「クライアント中心療法」または「非指示的カウンセリング」

と名付けました。

ロジャーズは繰り返し述べています。

カウンセラーはクライアントを、

「指示するのではなく支持するのだ

と。

この考え方が、彼のカウンセリングの根底にあります。

また、ロジャーズはクライアントには”自ら治る力”があると考えています。

ですから、「カウンセリングは治療ではない」とも言っています。

カウンセラーが治すのではなく、クライアントが自分で治っていくのを支える(支持する)、ということが、最も重要だとしています。

なんだか鍼灸と似ていません?

「治る力を活かす」

ということですよね。

自然に抗うのではなく、身を任せ謙虚でいる。

ロジャーズ凄いです!!

この治療法を実践するには、「信頼関係」がなければ成り立たないということで、彼は様々なことを提唱するのです。

長くなってしまったので、今日はここまでにします。

次回に続く。


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