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こんばんは、下里です
さきほどPCがコロコロコロ・・・と高い音を出しているので、すわ、故障か!と思ったのですが、
よくよくみると床をのんびり横断する黒い生き物が、、、、
どうやらコオロギ?だったようです。
季節を感じますねー!(しかしいつの間に侵入したのでしょうか。
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さて、今週も逆子についてみていきます。
前回は西洋医学的な逆子の原因について述べました。逆子ちゃんのこと①
今週は、西洋医学での治療についてです。
骨盤位の経膣分娩では前・早期破水や臍帯の圧迫・脱出、遅延分娩となりやすいため、そのまま放っておくことはしません。
逆子については「多くは原因不明」ということで、
では、治療はどのようにするかというと
まず、多くは分娩前には自然にくるりと頭が下になるように回転しますので、これを待ちます。
「待て」ができるのは30~35週まで。お母さんが胸膝位・側臥位といった姿勢をとり赤ちゃんの回転を促します。
妊娠35週を過ぎてもやっぱり回転しない!というときは
外回転術といい、その道のプロがお母さんのおなかを触って赤ちゃんを回転させます。
外回転術は緊急時に帝王切開の危険性を伴うため、安全条件がそろっていることが前提であり、また、最近はできるドクターが少なくなっているそうです。
胸膝位・側臥位や外回転術は「胎位矯正」といいます。
いよいよ36週になっても頭が下に来なかった場合、経膣分娩か帝王切開かを選択します。
経膣分娩の場合で、条件を満たす場合には、頭が娩出できるように分娩中に術者が外に出た赤ちゃんに手を添え、回旋させたり(Bracht法)牽引する(Veit-Smellie法)などを行う場合もあります。
しかしながら、2001年に米国産婦人科学会が「正期産骨盤位分娩では、経膣分娩を試みることなく予定帝王切開をすべきである」と勧告を出し、
その影響で日本でも、経膣分娩が選択可能であっても帝王切開を選ぶケースが増えたそうです。
とはいえ正常な位置から見て真逆の「逆子」骨盤位は経膣分娩の可能性があるにはあるわけですが、
たとえば、胎位の異常の中でも赤ちゃんが骨盤に横たわっているような「横位」では経膣分娩は不可能であり、
35週までは回転を待ちますが、分娩に際しては帝王切開となります。
横位が事前に見つからずにそのまま分娩となってしまうと赤ちゃんが外に出ることができずに母子ともに命にかかわる事態となります。
以上、見てきたように胎位の以上は時にお母さんや赤ちゃんの生死に関わりますので、東洋医学の世界でも病態として扱われてきました
(つづく)
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