東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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内因(2)

2013.10.03

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おばんでございます、樫山です(・∀・)。



前回の続き…


前回は、内因の中に、七情があるというお話をしました。



今回からは、その七情を一つずつ見ていきたいと思います。



まず、怒・喜・思・憂・恐・驚の七情の中の「怒」からいきたいと思います。



「怒」は肝が主り、肝の精気が精神活動に反映したもの、とあります。



「怒」も本来正常な感情ですが、過度になると発病し、特徴は以下のようなものがあります。



①怒は肝を傷る

怒が過度になると肝を傷りやすく、肝気を失調させてしまいます。



そうすると、抑うつ感・イライラ・怒りっぽい・ため息・脇肋の張った痛みなどの症状が現れます。



過度な怒というと、急激に怒ったりすることをイメージしやすいですが、長時間イライラして徐々に発病することもあります。



そうすると気鬱化火という状態になり、口が苦い・頭痛・めまい・尿が濃い・便秘などが発生します。



②怒ると気上がる

怒りすぎると昏厥を起こすこともあり、突然倒れたり意識不明に陥ることもあるとされます。



これは、肝の疏泄機能が太過になって気機の上逆を起こし、よく言われる、血が頭に上ったという状態になっていることだと思います。



ここまでひどい状態ではなくても、めまいを起こしたり、頭痛・顔面紅潮・耳鳴りなどが現れます。



ここまで、怒の発病の特徴をみていきました。



怒は肝の臓と関わりが深く、怒ると気が上がる。



次回に続く…



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