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おばんでございます、樫山です(・∀・)。
不内外因
不内外因(2)
不内外因(3)
不内外因(4)
不内外因(5)
不内外因(6)
不内外因(7)
続きいきます!
今回は、病因の瘀血について書いていこうと思います。
瘀血とは、血液の運行が阻滞されて生じた病理産物であります。
血液は経脈・絡脈の内を休むことなく運行し一時も停滞しないのが正常な状態です。
「瘀」とは積滞という意味があり、血液が積もって、滞ってしまったものが、瘀血ということになります。
では、この瘀血を生成する原因はどのようなものがあるかというと、
・気虚
・気滞
・血寒
・血熱
・外傷
などが、主な原因となります。
これらの原因からどのように瘀血が生じるかひとつずつ見ていきます。
気虚や気滞での気と血の関係は、「気は血の帥」といって気が行ると血も行り、気の病変は必ず血に及ぶことを指します。
気虚では、血行が悪くなることから血の滞りが生じ、甚だしいか長期にわたると瘀血が発生し、
気滞では、気が滞ると血の運行も停滞し瘀血が発生してしまいます。
また、血は温暖により良く行り、寒涼により凝滞します。
血寒では、外寒の侵襲、陽虚(簡単にいうと、体の温める力が落ちていること)で体の中に寒が生じ、血が凝滞し瘀血を引き起こしてしまいます。 六気と六淫(4)
血熱では、邪熱が血液を焼き、血液が濃縮されるために、血行が滞って瘀血を形成してしまいます。 六気と六淫(7)
打撲や捻挫などの外傷では、局所に出血して瘀血が生じ、長期にわたると全身の気滞・瘀血を引き起こしてしまいます。
以上が瘀血を引き起こす原因と、そのメカニズムですが、瘀血の症状や特徴については次回書いていきたいと思います。
瘀血についての院長のブログも参考にしてください⇒ 「痰」「瘀血」について
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