東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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不内外因(9)

2014.02.20

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おばんでございます、樫山です(・∀・)。



ここまでのお話、

不内外因
不内外因(2)
不内外因(3)
不内外因(4)
不内外因(5)
不内外因(6)
不内外因(7)
不内外因(8)



続きいきます!


今回は、瘀血による症状、その特徴について書いていきます。



瘀血の症状は多彩でありますが、主なものを挙げていきます。



・疼痛

「通ぜざればすなわち痛む」で、気血が瘀滞すると疼痛が生じます。瘀血による疼痛は、固定性(同じ場所ばかりが痛い)で、刺すように痛むのが特徴です。また、昼は痛みが軽く、夜に増強する特徴があります。



・腫塊

瘀血が消散しないままだと、腫塊を形成し、体表部での腫塊は青紫で硬く、体内の腫塊は固定性で圧痛があるのが特徴です。



・出血

瘀血が脈内で渋滞してしまうと、血液が正常にめぐることができず、脈外に漏れ出してしまい出血を生じてしまいます。



・全身症状

顔面や口唇の青紫色になったり、舌の色が紫色で暗い色になったりします。



以上が瘀血の主な症状になります。



さらに、その特徴はというと、



・病変が多端である

瘀血は広範囲に障害を及ぼすため多彩で複雑な症状を現します。



・経過が長く、効果が緩慢である

瘀血は、外傷によるもの以外は、大多数は気から血に及んで次第に形成されるために経過が長がく、また、瘀血は病因と全身状態にもとずいて次第に消散させる必要があり、それだけ効果もゆっくりと現れます。




前回書いたように様々な原因が気の流れを悪くし、瘀血を引き起こします。



さらに、瘀血が気の流れを悪くし、気と血が相互に阻滞しあい、悪循環が生じてしまいます。



以上が、瘀血による症状とその特徴になります。



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