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こんばんは、坂口です。
本日は3月3日、五節句のひとつである桃の節句です。
元々3月3日は上巳の節句と呼ばれていました。
この頃に桃の花が咲く時期であることから桃の節句と呼ばれる様になり、
現代では女の子の誕生、成長を祝う雛祭りが行われています。
雛祭りが行われるようになる以前は元々年齢や性別は関係なく、
草や藁で作った人形を撫で、人形に厄を移して健康を祈る目的とした農村儀礼が行われていました。
平安時代の10歳くらいまでの女の子は人形を貴族の日常生活を真似た遊びに用いており、この遊びが雛祭りの元だそうです。
また平安時代には聖なる果実であり、邪気を祓い長寿を保つと言われていた桃の葉を漬け、
3月3日に飲む習慣がありました。
(ちなみに桃は花、種、葉、樹脂すべて生薬になる万能な果実です。)
桃の葉酒を飲む習慣は徐々に変わっていき、現代では白酒や甘酒に桃の葉を浮かべて飲む習慣が根付いています。
娘さんのいる方は子供の成長を喜びついついお酒を飲んでしまう方もいるかと思いますが、
飲みすぎに十分注意して娘さんの成長をお祝いしてあげて下さい♪
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おばんでございます。樫山です。
9月9日は五節句のひとつ、重陽の節句です。
重陽の節句は別名、菊の節句とも呼ばれます。
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菊の花は10月や11月に見頃を迎える花ですが、菊の節句は旧暦の9月を指すので、新暦の現在とはズレが生じ、馴染みが薄い節句になってしまっています。
菊の節句では、菊を用いて不老長寿を願ったり、秋の収穫をお祝いするとされています。
菊の節句というくらいですから、菊を使った料理を食べたり、菊酒を飲んだりする習慣があるそうです。
ちなみにこの菊は、菊花(キクカ、キッカ)と呼び、漢方薬としても使用されます。
菊花の性味は辛・甘・苦・微寒、主な効能は疏風散熱・清肝明目・平降肝陽・清熱解毒などで、杞菊地黄丸や釣藤散などの方剤に使用されています。
効果としては、目の疾患に使用されたり、めまいやふらつき、頭痛などの症状に用いられるそうです。
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