東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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筋肉

 

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こんばんは、坂口です。

 

 

 

筋肉って全身にどの位あるかご存知ですか?

 

 

全身には約600もの筋肉があります。

 

自分の意思で動かせる筋と、無意識で勝手に働く筋肉があります。

 

 

自分で動かせる筋を横紋筋、無意識で勝手に働いてくれる筋を平滑筋と言います。
平滑筋は内臓の筋肉や血管を構成しています。

 

 

横紋筋は骨格筋とも呼ばれ、自分の意思で動かすことの筋肉です。これが約400個あります。

 

 

ちなみに笑顔を作る動作で約17個の筋を動かすんですよ。
笑顔を作るだけでも結構筋を使ってますね。

 

 

これらの骨格筋はただ体を動かすだけでなく、外から受ける衝撃から骨や内臓などを守ったり、筋肉を動かす事でエネルギーを消費しその結果肥満を防いだりします。

 

 

筋肉を使わず動かさないでいるとどんどん筋肉が衰え体力が落ちたり、それだけではなく代謝が悪くなって体温が下がり、免疫力の低下にもつながります。

 

 

400近くある筋を程よく動かし健康な肉体を作りましょう。

 

 

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こんばんは。吉澤です!

 

 

前回に引き続き、「痛みの問診」について書いていきます!

 

 

 

D. 「痛みの性質」

 

 

 

安静時痛のない人は、痛い格好を行ってもらい、確認します。

 

 

 

同時に患部の熱感、腫脹、左右差の確認も欠かさずに確認しましょう。

 

 

 

また痛みの性質は動く痛みか(遊走性)、動かない痛みか(固定性)を確認する必要があります。

 

 

1)遊走痛 (wandering pain):痛む部位があちこち移動する:気滞、風邪の可能性あり。

 

2)固定痛fixed pain;痛い場所が同じ場所で固定されている:血瘀、(湿痰)有形の邪が某所に集まっていることが考えられる。

 

 

 

 

E.「痛みの種類」

 

 

 

これは、様々な種類が存在しますが、患者さん自身が痛みの表現に慣れていない場合があるので、どんな痛みの種類かをある程度、術者側が具体的な形容をして問診する工夫が必要となります。

 

痛みの種類は12個あり、それぞれの名称と痛みの表現方法と原因病理を書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

①脹痛(distending pain) :張った感じの痛み

→気滞、肝の病理(肝鬱気滞、肝陽上亢)、風熱邪の感受、湿痰内停

 

②刺痛(stabbing pain) :針で刺されるような痛み

→瘀血、湿熱蘊積、火熱、寒熱外感

 

③酸痛(aching pain):だるい痛み

→湿邪、気血不足、瘀滞、精気の虚損

 

④重痛(heavy pain):重だるい痛み

→湿、脾の運化失調

 

⑤冷痛(cold pain):凍り付いたような痛み

→寒邪、陽気不足

 

⑥灼痛(scorching pain):灼熱感を伴う、灼けつく痛み

→鬱熱内蘊、痰熱内阻、湿熱蘊積、陰虚火旺

 

⑦隠痛(dull pain):ジワジワ、シクシクと連続した痛み(我慢できる)

→陰血の不足や陽気の不足による経脈の失養

 

⑧掣痛(pulling pain):引っ張られるような感じを伴う痛み(筋肉が痙攣をおこしているような痛み

→寒痰、瘀血阻絡、(関節痛の場合→風湿)

 

⑨空痛(empty pain):空虚感を伴う痛みで頭部で起こる痛み

→腎精虚損、中気虚衰

 

⑩紋痛(gripping pain):胸又は腹部に痙攣が起こり、捻れたような障害を受ける事。または、痙攣と痛みが起こること。

→砂石阻滞、瘀血阻絡、蛔虫

 

⑪竄痛(ザンツウ)(scurrying pain):繰り返し場所を変える痛み

→(遊走痛に準ずる)

 

⑫悶痛(oppressive pain):抑圧感を伴う痛み

 

 

 

次回へ続きます!お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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