東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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立冬②

 

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こんばんは、永井です。

 

 

気温も低くなり、秋らしい毎日ですね。

 

 

また、ここ数日は日中は20℃あり、温かく過ごしやすく、往診で自転車を漕ぐ時間も秋を味わうことができました。

 

 

さて、冬の養生の続きです。

今回は冬の食養生についてです。

 

 

 

冬は次に迎える季節、春からの1年間に備え、エネルギーを蓄えておく時期です。

 

 

 

ゆっくり睡眠をとり体を休息させ準備しておくことが大切です。

 

 

 

陽気、陰気、陰血を補うこと、気血を巡らせることが重要になってきます。

 

 

 

 

陽気を補う食材としては、米、じゃがいも、さつまいも、いんげん、栗、くるみ、牛肉、海老、鮭などです。

 

 

 

陰気・陰血を補う食材は、レバー、黒キクラゲ、ほうれん草、にんじん、いか、胡麻です。

 

 

 

気血を巡らせる食材は、ジャスミン茶、ネギ、らっきょう、ウコン、ターメリック、シソ、梅です。

 

 

 

冬は身体を温めておくことも必要であり、ニンニク、しょうが、胡椒、フェンネルを適度に摂ると良いです。

 

 

 

ただ、のぼせやすい人や胃腸が弱い人は取りすぎに注意、控えめにすることがおすすめです。

 

 

 

これらの香辛料は、摂りすぎると発汗過多になり、身体の水分不足になることがあります。後々、体が冷え、風邪をひきやすくなります。

 

 

 

食材は、摂りすぎ、摂らなさすぎ、などの偏りがないように、バランスよく摂取して、次の1年間、また頑張れるように身体つくりをしていきたいですね。

 
 
 
 
 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『四季の健康法』 主編:橋本浩一

『内経気象学入門』 著者: 橋本浩一

『臓腑経絡学』 監修:藤本蓮風

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

二十四節気では11月7日に立冬を迎え、暦の上では冬の季節に入りました。

 

 

 

 

冬は五臓では腎の季節であり、五季では寒にあたります。

 

 

 

 

今日は、『黄帝内経』四気調神大論に記載されている冬の養生法をご紹介します。

 

 

 

 

冬は「閉蔵」の季節です。(万物の働きが静まる季節)

 

 

 

 

冬の3ヶ月間は万物の生機が閉じこもり、至る所で川が凍り、地が裂け、天の陽気は万物から遠ざかるため、夜は早く寝て、朝はゆっくりと起き、日の出日没に伴い起居すべきである。

体内の陽気を洩らさず、寒冷刺激を避けて体を暖かく包みましょう、と記載があります。

 

 

 

 

寒冷から身体の陽気を守り、睡眠をよくとり陰気を養うことが大切です。

 

 

 

 

また、冬は四季の養生の中で最も重要な季節とされています。

明年の春からの活動エネルギーを準備する季節であるため、冬にしっかり養生をすることで1年間元気に過ごせるとされます。

 

 

 

 

四時陰陽の作用により、万物には規則があり、この規則に従い生活すれば、身体のバランスがとれ、生命の正常リズムを保つことができます。

 

 

 

 

結果的に病を生じずに過ごすことが出来ます。

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『四季の健康法』 主編:橋本浩一

『内経気象学入門』 著者: 橋本浩一

『臓腑経絡学』 監修:藤本蓮風

 

 

 

 

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