東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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啓蟄

2018.03.05

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

暑い日が続いたかと思えば、急に寒くなり、体が付いていかない日が続いていますね。

 

 

 

そんな春を感じ始める今日この頃ですが、明日3月6日は二十四節気でいう啓蟄(けいちつ)を迎えます。

 

 

 

二十四節気で三番目に訪れる啓蟄は、旧暦2月の節気になります。

 

 

 

期間は3月6日~3月20日になっております。

 

 

 

二十四節気は半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候です。

 

 

 

二十四節気は古代中国で作られ、現代でもそのまま使用されていますが、七十二候は時代に合わせて変化してきました。

 

 

 

現在使われているものは、明治時代に改訂されたものだそうです。

 

 

 

二十四節気でみる啓蟄は「陽気地中に動き、ちちまる虫、穴開きでればなり」(暦便覧)と記載されています。

 

 

 

どういう意味かというと、「春の陽気を感じ、地中で冬籠りをしていた虫が動きだし、はい出してくる季節」という意味です。

 

 

 

東京で働いていると、虫が動き出してくる感じがまったく感じられないのですが、徐々にではありますが、春の陽気は感じられる様になりましたよね。

 

 

 

七十二候でみると以下の様になります。

 

 

 

初候:蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)3月5日頃

 

 

 

戸を啓いて顔を出すかのように、冬ごもりをしていた生きものが姿を表す頃で、すみれや、れんげ草が咲き始め、春らしさがましてくる時期でもあります。

 

 

 

次候:桃始笑(ももはじめてさく)3月10日頃

 

 

 

桃の花が咲き始める頃で、古来日本では、花が咲くことを「笑う」と表現し、「山笑う」は春の季語です。

 

 

 

笑う=咲くって面白いですね。

 

 

 

末候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる)3月15日頃

 

 

 

青虫が紋白蝶になる頃で「菜虫」は菜を食べる青虫のこと。菜の花が咲いてまさに春本番です。

 

 

 

啓蟄が終わると、春分を迎えます。

 

 

 

なので、本格的な春を迎える直前の季節という感じですね。

 

 

 

この様に、二十四節気や七十二候を見ながら、季節を感じていくのも楽しいですね。

 

 

 

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