東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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モスキート音

2015.05.21

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おばんでございます、樫山です。



みなさん、モスキート音ってご存知でしょうか?

このモスキート音なるものを利用し、レストランやコンビニなどで若者がたむろしないようにモスキート音を流す装置を置いて不快な音を出し撃退しているという話をどこかで聞いた事はあるのではないでしょうか。



モスキート音とは、大人には聞こえない音で、若年者にだけ聞こえる、17キロヘルツ前後の高周波の音の事です。



高周波数の音は、年齢と共に聞こえ難くなる為、モスキート音は20代後半以降の人には聞こえない人が多いらしいです。



しかし、聞こえる人にとってはかなり耳障りなキーンという音で、強く不快に感じる人もいるようです。



先日、友人と食事に入った店で、友人がすぐさま耳障りな音を感じるという事で、店員さんに確認すると、確かにモスキート音を流しているという返答でした。



まったく私には聞こえなかったのですが、後から来たもう一人の友人にも聞こえていました・・・(笑)。



3人とも同い年でしたが、私だけがまったくもって聞こえませんでした・・(爆)。



もちろん、モスキート音が聞こえるかは個人差があります(笑)。



○  ○  ○



中医学では、耳は腎の外竅であり、少陽経脈の通路とされています。


また、聴力機能の物質基礎は、精気と営血であるとされます。



生理的な精気や営血の過不足や、熱邪などの病因があると、耳の疾患が表れます。



モスキート音は病気ではありませんが、年齢によって聞こえる音が違うという事は、精気や営血の過不足を考えると、中医学的に説明出来るのではないでしょうか。




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