東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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MERS(マーズ・中東呼吸器症候群)

2015.06.04

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おばんでございます、樫山です。



お隣の韓国でMERS(マーズ・中東呼吸器症候群)による死者が出ているというニュースが発表されました。

この聞き慣れないMERSとは一体どんなものなのか調べてみると、



2012年に初めて確認されたウイルス性の感染であり、原因となるウイルスは「MERSコロナウイルス」と呼ばれているそうです。



10年程前に大流行したSARS(サーズ・重症急性呼吸器症候群)の原因となった病原菌もコロナウイルスの一種でしたが、MERSとSARSは異なる病気とのことです。



MERSは始め、中東地域から感染が確認され、現在はヨーロッパ、アジア、アメリカなどでも感染が確認されているそうです。



MERSによる主な症状は、発熱、咳、息切れ、下痢など風邪や肺炎などがあり、元々基礎疾患や高齢者など個体差はあると思いますが、今の所の致死率は30%を越えているということです。



いまのところMERSに対するワクチンは見つかっていないため感染した人への治療は症状を抑える対症療法が行われているようです。



さらに、感染が疑われる人には、外出や海外での渡航を制限・隔離し感染の拡大を抑える対策がなされているようです。



とは言っても、多くの人々が住む地球で、しかも現代のようにどこでも行き来する事が可能時代に、なかなか感染拡大を抑える事は容易ではないことは想像に難くありません。



MERSのように近年次々に新しい伝染病が出現し、世界に恐怖を与えています。



SARSや新型インフルエンザ、エボラ出血熱、ここ10数年の間にいくつもの伝染病が発生しています。



MERSが初めて確認されてから原因のウイルスの断定はされていますが数年経過してもなお、有効な治療法・ワクチンはまだ開発されていないようです。



結局、感染を予防するには、普段からバランスの取れた食事、十分な睡眠をしっかり取り、免疫力を高めるのが良いとされています。



SARSの時のように多くの被害が広がらないよう願うばかりです。



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