お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2017.10.03
*****************************************************************************************
読者の皆様、 こちらのバナーのクリックにご協力下さい!
*****************************************************************************************
こんばんは 浅田です
前回は、『神農本草経』に書かれている芍薬について書きました。
参照
今日は、『中医臨床のための中薬学』を引用して、芍薬について書いていきます。
芍薬は、「赤芍」と「白芍」に分けられます。
『神農本草経』では、赤と白の区別がされておらず、宗の時代で初めて「赤芍」と「白芍」に分けられました。
〇まずは「赤芍」
・芍薬の根を“皮付きのまま”乾燥させたもの
赤芍だからと言って、赤い花という訳ではありません。
・苦味
“苦”は、泄(降・瀉)、堅、燥、降逆、清熱、瀉火、瀉下、燥湿に働く。
・肝に帰経する
※“帰経”とは、ある薬物がどの臓腑・経絡の病変に対して主要な治療効果を現すかを示すものであり、薬物の適応範囲ともいえる。
・清熱薬に分類される
清熱涼血
活血止痛
清肝瀉火
〇対して「白芍」
・芍薬の根を“皮を除去して”乾燥させたもの
これも、白芍だからと言って、白い花という訳ではありません。
根に皮がついているか、ついていないかの違いです。
・苦酸味
“酸”は、収斂、固渋の効能を持つ。
・肝、脾に帰経する
・補血薬に分類される
補血斂陰
柔肝止痛
平肝斂陰
皮を付けた「赤芍」ではなく、皮を取った「白芍」に、“酸味”と、“脾帰経”が加わるという所が不思議ですね。
皮を取ったら、味の種類が減って、帰経も減りそうなのですが、皮を取ることで、逆に味と帰経が増えるのです。
このように、「白は補にして赤は瀉、白は収にして赤は散」に働くと言われています。
芍薬は、皮の有無だけでこれだけ効能が変わるのです。
*****************************************************************************************
読者の皆様、 こちらのバナーのクリックにご協力下さい!
*****************************************************************************************
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2024.11.22
久しぶりの怪我2024.11.21
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは④2024.11.20
問診について⑨2024.11.19
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは③2024.11.18
血の病2024.11.17
機能性ディスペプシアと鍼灸⑥2024.11.16
立冬②2024.11.15
段階的に克服する2024.11.14
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは②2024.11.13
問診について⑧2024.11.12
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは①2024.11.11
気の病㊶2024.11.10
機能性ディスペプシアと鍼灸⑤2024.11.09
立冬2024.11.08
寒さ対策2024.11.07
呃逆(あくぎゃく)とは③2024.11.06
問診について⑦2024.11.05
呃逆(あくぎゃく)とは②2024.11.04
気の病㊵2024.11.03
機能性ディスペプシアと鍼灸④2024.11.02
風邪㉗2024.11.01
痩せた2024.10.31
呃逆(あくぎゃく)とは①2024.10.30
問診について⑥2024.10.29
呑酸(どんさん)とは②2024.10.28
久しぶりの排球観戦2024.10.27
機能性ディスペプシアと鍼灸③2024.10.26
霜降2024.10.25
食事量の調整2024.10.24
呑酸(どんさん)とは①2024.10.23
問診について⑤2024.10.22
乾嘔(かんおう)とは④2024.10.21
そろそろ冬2024.10.20
論文を読む上でのフレームワーク②2024.10.19
風邪㉖2024.10.18
ひと安心2024.10.17
乾嘔(かんおう)とは③2024.10.16
いい香り2024.10.15
乾嘔(かんおう)とは②2024.10.14
とうとうこの季節2024.10.13
論文を読む上でのフレームワーク①2024.10.12
秋2024.10.11
食欲がない2024.10.10
乾嘔(かんおう)とは①2024.10.09
問診について⑤2024.10.08
嘔吐(おうと)とは④2024.10.07
夏バテ2024.10.06
機能性ディスペプシアと鍼灸②2024.10.05
寒露2024.10.04
自然と癒やし