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2011.05.08
こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話・・・
原発問題(その1)
原発問題(その2)
原発問題(その3)
原発問題(その4)
原発問題(その5)
原発問題(その6)
原発問題(その7)
原発問題(その8)
続き行きます!!
前回は、核分裂反応を引き起こす代表的原子であるウランとプルトニウムについてでした。
少し話を核分裂に戻していきます。
核分裂は、”原子が分裂する”ことであり、
”飛び回っている中性子がウランやプルトニウムに飛び込む”ことで、
その反応が引き起こされるということは、これまでにお話してきました。
この分裂反応は、いったん起こるとその反応をどんどん連鎖させていきます。
ではどのように連鎖していくのでしょうか?
それは・・・
核分裂が起こる際に、元の原子から新たな二つの原子が誕生するのと同時に、
いくつかの中性子を放出します。
その放出された中性子が、さらに近くに存在するウランやプルトニウムに飛び込み、連鎖的に分裂反応が拡散していきます。
簡単なイメージとして風邪で例えてみると、
風邪をひいている人が風邪のウィルス(これが中性子です)を咳やらくしゃみやらで空気中に放出・拡散させます。
それを近くにいる人が吸い込み、風邪に感染し、さらに周りに拡大していく。
そんな感じです。
この分裂過程で、大量の熱エネルギーが発生し、その熱を利用し電力を生んでいるのが”原子力発電”ということです。
そして、連鎖的核分裂反応が安定(一定)して保たれている状態を
”臨界(りんかい)”
と言います。
この臨界状態を安全に保たせているのが、制御棒とか冷却水なんかだったわけです。
臨界が制御されずに、熱エネルギーが爆発的に発生・凝縮してしまうと核爆発につながる恐れがあります。
まぁ、現在はこの臨界を阻止するホウ酸などが炉心に投与されているため、ストップしていますけどね。
でも、まだまだ炉心は熱を持ち続けていますよね?
なんででしょう?
次回に続く。
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