東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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2025.03.12

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

前回の続きで『寒熱』の説明をしていきます。
 
 
 
 
 
 f. 手足の寒暖 
 
 
 
 
1)手足厥冷:厥冷:厥逆 reversal cold of the extremities
 
 
 
→膝と肘まで、または、未端で冷たく、四肢の冷えを呈します。
 
 
 
2)厥reversal of qi
 
 
 
→気逆により①突然の意識喪失とともに、通常短い期間の肘と膝までの四肢の冷えを呈します。
 
 
あるいは②厳しい寒さで、失神により四肢の冷えを呈します。 
 
 
 
3)手足熱 vexing heat in the extremities
 
 
 
→四肢の不快なほてり(熱知覚)。
 
 
 『霊枢』経脈の手太陰経脈病症に、“掌中熱す”とあり、手太陰の経脈が掌中に流注してい るので、掌中が熱くなります。 
 
 
 
 
4)五心煩熱vexing heat in the chest, palms and soles 
 
 
 
→手掌・足底・胸に熱感を感じます。陰虚で起こる傾向が強いと言われています。
 
 
 
5)手足心熱 heat in the palms and soles
 
 
 
→四肢の主観的な熱病性の感覚を指します。
 
 
 
『霊枢』経脈の手厥陰経脈病症に、“手心熱”とあり、労宮穴を中心として、手掌全体が 熱くなります。
 
 
 
 
 
寒熱に関する問診の説明が終わり、次回からは飲食と味覚に関してご説明いたします。
 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房


 

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