盆踊り

2011.08.23

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こんばんは、角田です。

今日はまた少し暑くなってきましたね。こう気温がコロコロ変わると衣服なども何を着て行こうか迷っちゃいます。

風邪引きも多くなっているので、皆様お気を付け下さい。

所で、先週末実家の近所の盆踊りに行って参りました。
ここ数年は毎年そこの盆踊りに行って踊っています。

でも、周りを見ても、町内会の盆踊りの熟練者や子供が多く、僕ぐらいの年代の方はあまり踊っていない気がします。

患者さんと話していても、若い人達が盆踊りで踊り過ぎた、なんて事も聞かないですしね。

では、何で毎年踊るようになったかというと、ただ太鼓を叩いている方がご近所の大変家族共にお世話になっている方だからです。

その方も体調の問題で、今年は叩けないんじゃないかと言われていたのが、何とか叩けていたので大盛り上がりでした。

運動不足のせいか、盆踊りで足がパンパンになりました。昔は一晩中踊る所もあったみたいですよ。凄過ぎます。

そこで、いつものように盆踊りの起源を調べてみると、色々な説が出てきました。

お盆にもどってきた精霊を慰め餓鬼や無縁仏を送るための踊りという説、

お盆の供養のおかげで成仏することのできた亡者たちが歓喜する姿を表現したもの、

お盆にもどってきた精霊たちを踊りに巻き込みながら送り出すためのもの、

悪霊や亡者たちを踊りながら追い出すものといろいろです。

その中でも釈迦の弟子の一人、目連尊者の故事というのが気になりましたので紹介します。

目連は我が子可愛さのために欲をかいて餓鬼道に堕ちた母親をどうにか救うために、お釈迦様のもとへ行き、尋ねました。

そこで、お前一人の力では救うことはできない。たとえお前の母を思う情が天地に溢れ、悲しみの声が天地を揺り動かしたとしても、どうすることもできないだろうと言われ、

「今はただ、十方のたくさんの僧（真理を悟った人）の力を借りるしかない。ちょうど七月十五日は夏安居（げあんご：無罪相ざんげを修して悟りを深める日）の聖日である。

この日にあらゆる御馳走を供えて、十方のたくさんの僧に供養すれば、彼らは一心にその供養を受けてくれるであろう。その僧達の徳は大海のように限りのないものなので、その功徳は広大なものである。その功徳によってお前の母の苦しみは救われるだろう。」

という言葉をいただき、直ちに目連の手によって衆僧供養が行われました。

その結果、目連の母は永い間の餓鬼道の苦しみから救われることができ、目連は母の救われた嬉しさの余り、踊り狂ったと言う。そこから盆踊りが行われるようになったという話です。

人の為に何かをし、困難でなかなか成就せず、やっとの思いで人を救えた時に出る踊り、最高ですね。

僕も今度はただ踊るのではなく、そういった情熱の先にある自然と出てしまう踊りを踊るべく日々精進していきたいと思います。

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