東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

大便失禁(だいべんしっきん)とは②

2025.01.09

 
 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 
 
 
こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「脾腎陽虚と中気下陥の大便失禁」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも虚証に分類され、緩慢に発症して、慢性的に経過する特徴をもちますが、病因病理は異なります。
 
 
 
まずは脾腎陽虚の大便失禁についてです。
 
 
 
慢性で頻回の下痢や五更泄瀉(早朝の下痢)により、脾腎が損傷されて生じます。
 
 
 
脾陽虚で虚寒となって運化機能が低下し、腎陽虚で蒸騰気化が不足することで、水穀を腐熟して精微を化すことができなくなって水様便が持続します。
 
 
 
この場合、水様便や未消化便を失禁し、その他にも四肢の冷え、寒がる、少食、腹満、腰膝酸軟、耳鳴、尿量多く薄い、などの症候がみられます。
 
 
 
また、脈無力で沈細、舌質淡で胖、舌苔白あるいは滑を呈します。
 
 
 
治法は、温補脾腎、収渋固脱を用います。
 
 
 
次に中気下陥の大便失禁についてです。
 
 
 
虚弱な高齢者、慢性疾患でみられ、脾気が次第に衰えて中気が下陥し、固摂不能となって発生します。
 
 
 
この場合、失禁を自覚せず、重篤になると脱肛がみられます。
 
 
 
その他にも、るい痩、懶言、声に力がない、元気がない、食欲不振、顔が白い、息切れ、脈無力で沈細、舌質淡で胖かつ歯根ありなどの気虚の症候がみられます。
 
 
 
治法は、補中益気、昇降固脱を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 


清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

関連記事: 樫部

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ