東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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鼻塞(びそく)とは②

2024.09.19

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「風寒と風熱の鼻塞」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも風邪を外感して、発作性に鼻塞が生じます。
 
 
 
表証をともないますが、寒熱に違いがあります。
 
 
 
まずは風寒の鼻塞についてです。
 
 
 
この場合、風寒の邪が侵入して肺気の宣散を障害して生じます。
 
 
 
稀薄な鼻水、くしゃみをともない、鼻粘膜がやや紅色を呈することが特徴です。
 
 
 
その他にも、悪寒、発熱、舌苔薄白、脈浮または浮緊がみられます。
 
 
 
治法は、疏風散寒、通竅を用います。
 
 
 
次に風熱の鼻塞についてです。
 
 
 
この場合、風熱が鼻竅に上擾して発生します。
 
 
 
鼻閉が高度であり、粘稠な黄色い鼻汁をともない、鼻粘膜は紅色を呈することが特徴です。
 
 
 
その他にも、発熱、悪寒、頭痛、自汗、口渇、喉痛、舌苔薄黄、脈浮数がみられます。
 
 
 
治法は、疏風清熱、通竅を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 

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