東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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ジストニアと鍼灸①

2024.08.18

 

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こんばんは 謝敷です。

 

 

今回はジストニア診療ガイドライン2018において、
治療手段の一つに鍼灸の記載があるため、こちらをご紹介します。

 

 


ジストニア、という言葉をご存じですか。
ジストニアとは、意思によらない自分では制御できない運動(不随意運動)の一つで、
比較的長い筋肉の収縮によって生じ、多くの場合で、意志による運動(随意運動)を妨げます。

 

 

 

身体の様々な部分で見られ、症状も様々です。
例えば・・・、

 

 目があけづらい(眼瞼痙攣) 
 首が曲がってしまう(痙性斜頚)
 字が書きづらい(書痙)
 声が出しづらい(痙攣性発声障害)
 話すときに舌が出てしまう(口舌ジストニア)
 食いしばってしまって口が開かない(口顎部ジストニア)
 階段を降りるときに足が内側に曲がってしまう(下肢ジストニア)
 歩くときに身体が後ろに曲がってしまう(軸性ジストニア)

 

 

等が症状としてあるようです。

 

 

 


原因不明の突発性ジストニアが大半を占めますが、
他に、薬物や遺伝性によって生じることがあります。
ストレスや、同一作業の繰り返しなどが誘因となることも報告されています。

 

 

 

治療においては、ボツリヌス療法(ボツリヌストキシンと呼ばれる成分を用いた治療法)や
脳深部刺激療法(脳に電極を入れ、刺激する治療法)などがありますが、
補助療法を組み合わせることもあるようです。

 

 

 

その補助療法の一つとして、鍼灸が紹介されています。
ただガイドライン上では、鍼灸を選択肢として提示した背景となる論文は記載されていません。

 

 

 


次回は、少しジストニアと鍼灸に関する論文をご紹介したいと思います。

 

 

 

(参考文献)
・難病情報センター 遺伝性ジストニア
・国立精神・神経医療研究センター ジストニア

 

 

 

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