東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪⑬

2024.06.01

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

今日から6月、早いですね。

1日1日があっという間に過ぎていきます。

 

 

 

 

今回は合病と併病についてです。

 

 

 

 

合病とは病の本体は一つの病位にあり、病勢が盛んなため病気の影響が他の部位にも波及している状態のことです。 

そのため、病気の本体に対する一つの方剤を用いれば、他の病衣に波及した病気も同時に治癒します。   

 

 

 

 

合病は

・太陽と陽明の合病

・太陽と少陽の合病

・陽明と少陽の合病

・三陽合病

 

 

 

では、ひとつずつ見ていきます。

 

 

 

 

・太陽と陽明の合病に関して

太陽と陽明の二経が同時に邪を受けて、同時に発病した状態のことを言います。邪気が盛んで比較的実盛です。

 

 

 

 

症状は、太陽経証と陽明経証の症状が現れます。

 

 

 

 

・太陽経証の主な症状

悪寒、無汗、頭項強痛、脈は浮

 

 

 

 

・陽明経証の主な症状

目痛、鼻乾

 

 

 

 

治療方剤は葛根湯、葛根加半夏湯を用います。

 

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

『中医基本用語辞典』監修:高金亮 主編:劉桂平、 孟静岩

 

 

 

 

 

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