東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪⑧

2024.04.13

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

今週は、新年度が始まり、10日ほど過ぎたということもあり、街には新社会人と思われる爽やかな空気を纏った人を多く見かけ、私も清々しい気持ちになり、初心を思い出しました。

 

 

 

 

前回は陽明病の陽明経証を見て参りましたが、今回は陽明腑証についてです。

前回記事はこちらです。

 

 

 

 

 

陽明腑証は、陽明腑実証とも言われますが、これは、胃腸に実熱が停滞し、腑気の流通が阻害され、熱邪の勢いが強く、津液が損傷され、乾燥がピークの状態です。

 

 

 

 

陽明病の条文である、「陽明の病たる、胃家実是なり」の胃家実とは、この陽明腑証を指しています。

 

 

 

 

そのため症状は、便秘、腹満、腹張、腹痛などの胃腸症状が現れます。

 

 

 

 

熱邪により、津液が損傷し、胃腸が乾燥、潤いがなく、便も硬くなります。

 

 

 

 

治療は、胃気の流れを改善し、下降させるため、大承気湯を用います。

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

参考文献

『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

 

 

 

 

 

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