東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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東洋医学における膵臓って・・・(その3)

2012.03.10

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こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話し・・・

東洋医学における膵臓って・・・
東洋医学における膵臓って・・・(その2)


続き行きます!!
このところ、暖かくなったり、寒さがぶり返したりで、体調を崩す方が非常に多いです。

皆様、くれぐれも養生してください。

そして、ダメなら鍼灸を!!


というわけで、

前回は、東洋医学と西洋医学の根底に流れている哲学思想の違いについて、

端的ではありますが、説明させて頂きました。


そして、今回から本題である、膵臓の東洋医学的考察に移っていきたいと思います。


ではまず、

西洋医学が重視する、「形態」の面からみてみます。



≪膵臓の形態≫


膵臓

  ↑↑↑  膵臓ってこんな形しております。



膵臓2

↑↑↑ もう少し詳しいもの。


膵臓はおよそ第一腰椎・第二腰椎の高さに位置し、 長さ約15cm、重さ約70gほどの舌状の実質性器官です。

向かって左から頭部・体部・尾部の三部に分けられます。

頭部は十二指腸に包まれ、尾部は脾臓と接します。


とまぁ、解剖学的に記載されております。


久しぶりに解剖の教科書を開きましたが、これはこれで面白いですね~。

(別に西洋医学が嫌いなわけではないんです。解剖学や生理学は好きな科目でした。) 

たまには見ることにしよう(笑)


話が逸れましたが、

なんか、牛タンのスライスされる前みたいな形ですね(笑)



しかし、この図を見て、そしてこのブログの読者の方ならピーンときた方もいらっしゃるはずでは・・・?



どっかで似たような姿かたち見たことありません???



しかも、東洋医学で。



僕はあります。

膵臓に非常に類似した形の臓腑を。



そうです。



東洋医学における「脾の臓」です。



では、

「脾の臓」の形態を見てみましょう。



≪脾の臓の形態≫



はい、コレです。


脾の臓

↑↑↑ 院長のブログから画像を拝借・・・。



脾の臓は第十一椎に附着し、その形、刀鎌(とうけん)の如し。また、形を変えて馬蹄(ばてい)の如し。

でしたね。

(忘れてしまった方、またはそんなん知らないって方は、院長ブログ 「脾」って何ですか? 参照)


この画像は縦ですが、横にすれば非常に似てますよね。


ここから推測するに、”形の上”では、西洋医学で「膵臓」と呼ばれているものは、

東洋医学における「脾の臓」である可能性は、完全には否定できないんじゃないかなと僕は思います。


ですが、これだけをもってして、

膵臓=脾の臓

なんて短絡的な結びつけはできません。


図も似てはいるけど、西洋医学が緻密な模写に対して、東洋医学は何とも簡素な模写で、

完全に一致することはありません。 



なぜか?



”ものの見方”、”考え方”、”価値観”である哲学が両医学で違うからです。



西洋医学はモノの形態を精巧、精密に観察・分析することから、その機能や働きを解き明かそうとした。


反対に、


東洋医学は人が生命活動を維持する中での行動や、体表の状態、症状などから、

臓腑の機能を緻密に分析し、そこから体内の臓腑の形態を解き明かそうとした。


といえるでしょう。


(この様になった訳には、当時、解剖を正確にするための技術も道具もなかったということが背景として1つあるのだと思います。)



では、次回から、「機能」の面から考察していきましょう!!



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この記事に関するコメント

“東洋医学における膵臓って・・・(その3)” への2件のフィードバック

  1. 山の子供 より:

    素問を借りてきて、痺論篇 読みました。思ったよりあっさりしてるなと感じましたが、よく考えてみると、この一文一文に時間と労力と経験がたっぷり詰まっているんだなぁって改めて東洋医学の歴史と重みを感じました。
    先生のブログを拝見しなければ、素問を借りようなどと、この時期に思わなかったと思います。 竹下先生も学校の先生もそうですが、優秀な先生に関わることが出来て私はラッキーです☆
    痺以外も面白いです、先生ありがとうございます。

  2. すたっふ より:

    山の子供さん
    コメントありがとうございます(^0^)
    > 素問を借りてきて、痺論篇 読みました。
    さすが、山の子供さん!!行動が早いです☆
    思ったよりあっさりしてるなと感じましたが、よく考えてみると、この一文一文に時間と労力と経験がたっぷり詰まっているんだなぁって改めて東洋医学の歴史と重みを感じました。
    あっさり書かれているからこそ逆に、深みがあるのだと思います。
    また、臨床と照らし合わせるとより面白く読んで頂けると思います。
    > 先生のブログを拝見しなければ、素問を借りようなどと、この時期に思わなかったと思います。 竹下先生も学校の先生もそうですが、優秀な先生に関わることが出来て私はラッキーです☆
    > 痺以外も面白いです、先生ありがとうございます。
    そのように思っていただけることは光栄です。
    またイイ記事が書けるよう、精進いたします。

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