東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

口膩(こうじ)とは①

2023.11.21

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「口膩(こうじ)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
口膩とは、口や舌が粘って気持ち悪く、重篤になると食べても味がわからないことをいいます。
 
 
 
口膩には、口苦、口甘、口酸、口淡(味が無い)といった口味の異常をともないますが、口の粘った感覚が主症状です。
 
 
 
弁証分類は、主に3つあります。
 
 
 
1.寒湿困脾の口膩
 
2.湿熱中阻の口膩
 
3.痰熱阻滞の口膩
 
 
 
まずは、寒湿困脾と湿熱中阻の口膩についてです。
 
 
 
いずれも湿邪による状態ですが、寒熱が異なります。
 
 
 
脾は水湿の運化を主り、津液を胃に行らせます。
 
 
 
潮湿気候、霧露にあたる、水中を歩く、雨に濡れる、汗に濡れた衣服を身に着ける、湿気の多い場所で生活するといった原因で、外湿が侵入したり、
 
 
 
生もの、冷たいもの、脂っこいもの、甘いものなどを過食して脾胃を障害すると、湿邪が停滞して口に上泛してしまい、口や舌が粘って気持ち悪くなります。
 
 
 
寒湿困脾の口膩は、脾胃虚寒の体質により湿邪が寒化し、脾陽を阻害して運化が失調することによって発生します。
 
 
 
この場合、口膩は軽度で、味がしないことが特徴です。
 
 
 
その他にも、口渇がない、食欲不振、上腹部が張って苦しい、倦怠無力感、泥状〜水様便、尿が少ない、舌体胖、舌質淡、舌苔白滑または水滑、脈濡で緩を呈します。
 
 
 
治法は、芳香化濁、健脾燥湿を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 


清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

関連記事: 樫部

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ